ピンストライプスーツとは?印象やおすすめのシーン、種類が豊富なストライプスーツについて特徴や着こなし方を解説! – オーダースーツSADAのアイキャッチ画像
ピンストライプスーツとは?印象やおすすめのシーン、種類が豊富なストライプスーツについて特徴や着こなし方を解説! – オーダースーツSADAのアイキャッチ画像

ピンストライプスーツとは?印象やおすすめのシーン、種類が豊富なストライプスーツについて特徴や着こなし方を解説! – オーダースーツSADA

ビジネスシーンで定番のピンストライプスーツ。しかし「面接や結婚式では失礼にならない?」「20代でも似合う?」など、意外と悩みやすいスーツでもあります。
本記事では、ピンストライプスーツが与える印象やストライプの種類を専門家が詳しく解説。さらに、面接・結婚式・卒業式での着用マナーや注意点、ネクタイやシャツとのコーデも紹介します。正しい知識を身につけて、ビジネスシーンからフォーマルまで好印象を残しましょう。

ピンストライプスーツとは

ピンストライプスーツとは、針の頭のような細かい点が縦に等間隔で入った縦縞模様のスーツのことです。ストライプ柄の中でも控えめなデザインで、スーツに合わせるアイテムを選びません。スマートな印象があり、ビジネスシーンではよく好まれる柄です。

ピンストライプはラインの幅に違いがあり、幅が狭いとフォーマルな印象を与え、幅が広くなるとカジュアルな雰囲気を演出できます。

ピンストライプスーツ発祥の地であるイギリスでは、古くより信頼感ときちんと感を演出するアイテムとして好まれてきました。

普段のオフィスはもちろん、式典などの社外イベントや商談など、幅広いビジネスシーンで安心して着用できます。

ストライプスーツが与える印象

一般的にストライプスーツはラインの太さ、幅、そして色によって印象が変わるデザインです。

5mm以上の太いラインは力強さや存在感を演出できるため、営業や接客など積極性をアピールしたい場面に適しています。

一方、3mm以下の細いラインは上品で知的な雰囲気があり、会議やプレゼンなど信頼感を重視する場面におすすめです。

また、生地の色味が薄いと軽やかで、色味が濃いものはシックな印象を与えます。

例えば、濃紺と白のストライプは格式が高くフォーマル向きです。明るい色合いのストライプは親しみやすさがあり、カジュアルなビジネスシーンに似合います。

このように、ストライプスーツは選び方次第でさまざまな印象を演出できるのです。

ピンストライプスーツがおすすめのシーン

ピンストライプスーツは知的で洗練された印象から、オフィスはもちろん、重要な会議やキャリア転職の面接などあらゆるシーンに適しています。

さらに、フォーマルなシーンにもピッタリ。結婚式の披露宴では上品で華やかな装いとなり、卒業式や入学式では親しみやすさと格式をバランス良く両立できます。特にレディーススーツの場合、シャツやアクセサリーのコーデ次第で、フェミニンにもシャープにも仕上げることが可能です。

このように、ピンストライプスーツはビジネスからフォーマルまでマルチに活躍します。

ピンストライプスーツを着こなすポイント

ピンストライプスーツは、色の選び方やシャツとの組み合わせ、差し色の取り入れ方によって着こなしの完成度が決まります。ここでは、それぞれのポイントを解説します。

ベーシックな色を選ぶ

ピンストライプスーツを選ぶ際は、濃紺やチャコールグレー、ダークグレーなどのベーシックな色から始めましょう。どんなシーンでも失敗しにくく、シャツやネクタイとのコーデにも迷いません。

特に濃紺は汎用性が高く、重要な商談から冠婚葬祭まで幅広いシーンで活躍します。チャコールグレーは都会的で洗練された印象を与え、ダークグレーは落ち着いた雰囲気を演出できます。

ただし、ベーシックな色でも、ピンストライプの幅が広いとカジュアルな印象になるため注意しましょう。

無地のシャツで合わせる

柄同士を合わせると、視覚的にうるさくなり洗練された印象が薄れるため、ピンストライプスーツには無地のシャツを合わせましょう。

定番は、清潔感がある白またはライトブルーの無地シャツです。

白シャツは、面接や重要なプレゼン、結婚式などフォーマルな場面に適しています。ライトブルーの無地シャツは、白よりも柔らかな印象を与えるため、社内会議や食事会などのリラックスした場面におすすめです。

慣れてきたらアクセントカラーを加える

ピンストライプスーツにアクセントカラーを取り入れると、ワンランク上の着こなしが叶います。

例えば、小さなドット柄のネクタイとの相性は抜群です。ストライプのシャープさとドットの柔らかさがバランス良く調和するため、ビジネスシーンにも安心して取り入れられます。またグレーのピンストライプスーツにワインレッドのネクタイを合わせるとクラシカルで上品な雰囲気に仕上がります。

結婚式ではポケットチーフで差し色を加えて、エレガントな装いを楽しみましょう。

スーツに用いられるストライプの種類

スーツに用いられるストライプの種類は、ピンストライプ以外にもさまざまあります。ここではそれぞれのストライプ柄の特徴と与える印象を紹介します。

シャドーストライプ

シャドーストライプは、光の当たり方でストライプの模様が出るデザインです。しっかりとラインが入っているわけではないため、遠目では無地に見えるほど全体の印象は控えめです。そのため、ビジネスシーンでストライプのスーツを着てみたいと考えている方や、ピンストライプより控えめな柄を着用したい方に向いています。

落ち着いたデザインながら光沢感もあるため、パーティーや結婚式にもおすすめです。かっちりしすぎないため、さりげないおしゃれを楽しめます。

ペンシルストライプ

ペンシルストライプは名前の通り、鉛筆でラインを引いたような線が特徴です。

ピンストライプよりもラインが太くてやや主張が強めですが、ピンストライプやシャドーストライプと同様に、取り入れやすいデザインです。ペンシルストライプのスーツを着ることで、知的な印象を与えられます。

ペンシルストライプを着る際は、スーツとストライプの色味の差を近づけると主張が強くなりすぎません。

チョークストライプ

チョークで引いたような輪郭がややぼやけたラインが特徴です。ラインは太めで、他のストライプ柄と比べて主張が強く、力強さと貫禄を感じさせます。

チョークストライプ特有のぼやけた線の柔らかな印象が、起毛生地の温かみのある質感と相性が良いため、秋用・冬用スーツの柄に多く取り入れられています。

オルタネートストライプ

2つの異なる色や縞が交互に配置されている柄がオルタネートストライプです。

「オルタネート」は「交互に」という意味で、ラインの太さや色で印象が大きく変わります。オルタネートストライプはファッション性が高く、上級者向けの柄です。

上品で華やかなイメージがあるため、カジュアルな場面やパーティーでも活躍します。

ブレザーストライプ

ブレザーストライプは、イギリスの伝統的なブレザーに由来するライン幅が太めのストライプ柄です。英国紳士が着用していたスポーツクラブのブレザーの名残で、クラシカルで格式高い印象を与えます。

主張が強いためシンプルなシャツやネクタイと合わせるのがおすすめ。伝統的でありながらも存在感のある、品格ある装いを演出できます。

ブロックストライプ

ブロックストライプは、ラインの幅が等間隔かつ太めのデザインが特徴です。日本では「ロンドンストライプ」と呼ばれ、スーツの生地だけでなくシャツの生地としても使われています。

ビジネスシーンではややカジュアル寄りに映りますが、無地のシャツや落ち着いた色合いのネクタイと合わせることで、個性を引き立てられます。

ヘリンボーンストライプ

ヘリンボーンとは、魚の骨に似たV字模様を表現した柄で、日本では「杉綾」と呼ばれることもあります。

ヘリンボーンストライプは明るい色になると無地に見えるため、シャドーストライプに分類されることもあります。高級感ある落ち着いた雰囲気のヘリンボーンストライプは、ビジネススーツとしても人気です。

ボールドストライプ

人目を引く大胆なストライプ模様がボールドストライプです。力強さがあり、ビジネススーツとしては主張が強すぎる場合があります。

そのため、普段の仕事着よりもパーティーや華やかな場面、ファッション性を重視したプライベートシーンに向いています。存在感があるため、色数を抑えたシャツやネクタイを選んで全体をまとめましょう。

年代別に似合いやすいストライプの種類

ストライプスーツはシーンを選ばず着用できるため、幅広い年代の方が愛用しています。ここでは、年代別に似合いやすいストライプの種類をまとめました。

10代〜20代

フレッシュな10代〜20代は、多少主張のあるストライプでも爽やかに着こなせます。

普段のビジネスシーンでは、存在感のある「ペンシルストライプ」や「チョークストライプ」でも問題ありません。

ただし、転職の面接やフォーマルな場面では派手すぎないデザインが基本のため「無地」や「シャドーストライプ」のように控えめな柄も備えておきましょう。

30代〜40代

社会的な責任や立場が増える30代〜40代は、シャドーストライプなどの落ち着いた柄がおすすめです。派手すぎず、経験や信頼感を自然に伝えられるため、ビジネスシーンでは説得力や信頼感を高めます。

「チョークストライプ」は控えめながら貫禄を演出でき、「オルタネートストライプ」や「ヘリンボーンストライプ」は上品な印象を与えることが可能です。

ストライプスーツを着用する時の注意点やマナー

ピンストライプスーツは汎用性が高い一方で、シーンに応じた着こなしを意識しなければいけません。

結婚式・職場・就活や転職・卒業式のシーン別にストライプスーツを着る際の注意点やマナーを解説します。

結婚式に着ていくのはOK

結婚式で着用するスーツは略礼服が基本です。しかし、結婚式の場所や雰囲気、自身の立場によってはストライプスーツを着ても問題ありません。

例えば、教会や神社で挙げる格式の高い結婚式に参列する際は略礼服が無難ですが、カジュアルウエディングや二次会であれば、ストライプスーツを着ても差し支えありません。

ただし、結婚式では主役より目立たないことがマナーです。ストライプスーツを着る際は、控えめなシャドーストライプかピンストライプを選びましょう。落ち着いた柄を選ぶことで、上品かつスマートな印象を与えられます。

職場で着る際は雰囲気を合わせる

ビジネスシーンでの着用には、職場の雰囲気に合わせることが大切です。例えば、金融機関や士業関連のような信用が求められる職場であれば、控えめで落ち着いた柄のシャドーストライプを選びましょう。

一方、オフィスカジュアルでは、ペンシルストライプやオルタネートストライプのように、やや主張のある柄も適しています。無地のスーツよりおしゃれな印象を与えつつ、落ち着きも保てるため、日常のビジネスシーンに取り入れやすいでしょう。

就活や転職での面接には向いていない

就職活動の面接は、個性を出すより誠実さや清潔感を示すことが重要なため、基本は無地のスーツです。たとえ柄が控えめなシャドーストライプでも避けるのが無難です。

一方、転職面接では、すでに社会人経験があることから、控えめで落ち着きのあるストライプであれば許容される場合があります。洗練された雰囲気を出したい場合や、自分らしさを表現したい場合にも有効です。ストライプスーツで臨む場合は、ピンストライプかシャドーストライプを選びましょう。

卒業式での着用も避けた方が無難

卒業式は人生の節目にあたる厳粛な式典のため、主役の立場や式の品位を損なわない無地のスーツが一般的です。ストライプスーツは、無地のスーツと比べてカジュアル感が出やすいため避けた方が無難です。

ただし、線が目立たない細いラインのピンストライプスーツや、光の加減で柄が分かる程度のシャドーストライプなら許容されるケースもあります。チョークストライプのような色の濃淡がはっきりと分かるものは避けましょう。

出席する本人だけでなく、保護者や参列者にも共通して言えることです。卒業式では周囲との調和を意識したスーツを選びましょう。

葬儀では黒無地の喪服が基本

葬儀でストライプスーツを着用するのはマナー違反です。派手な柄や目立つデザインは場の雰囲気にそぐわず、遺族や他の参列者への配慮にも欠けるため、葬儀に参列する際は、黒無地の喪服を着用します。

ただし、急なお通夜などで準備が間が間に合わず、手持ちのスーツで対応せざるを得ないこともあるでしょう。その際、濃紺や黒に近いシャドーストライプやピンストライプのような控えめで目立たないストライプ柄であれば、違和感を抑えて参列できます。

自分にあったピンストライプスーツを作るなら

縦の細いラインが入ったピンストライプスーツは、視覚的にすっきりとした印象を与え、身長や体型をよりシャープに見せる効果が期待できるスーツです。

一方で、スタイルを強調する柄だからこそ、サイズを誤ると寸胴に見えてしまう難しさもあります。

オーダースーツなら、肩のラインや胴回り、パンツの裾までジャストサイズに仕立てるため、ピンストライプの縦長効果を最大限に生かした、スマートで上品な着こなしが叶います。

オーダースーツSADAでは、初回19,800円(税抜)~フルオーダーが可能です。お仕立て累計500万着の実績と経験で、ビジネスや結婚式、卒業式などあらゆるシーンで自信を持って着こなせる、あなただけの一着を仕立てます。

レディースのピンストライプスーツも対応可能です。美しいラインと快適な着心地をぜひご体感ください。

ストライプスーツを着こなそう

ピンストライプスーツは、ストライプ柄の中でも控えめなデザインのため、ビジネスや結婚式、卒業式などさまざまなシーンで活躍します。だからこそシーンに合った色や小物選びが重要です。

オーダースーツSADAでは、採寸から生地選び、コーディネートまで、一人ひとりの悩みや希望に寄り添いその方にとって最適な着こなしを提案しています。オーダースーツが初めての方も、まずはお気軽にご来店ください。

チェック柄スーツの選び方は?イギリスなどの国の違いや最新のトレンドを解説-オーダースーツSADAのアイキャッチ画像
関連記事

チェック柄スーツの選び方は?イギリスなどの国の違いや最新のトレンドを解説-オーダースーツSADA

チェック柄スーツはおしゃれな雰囲気のアイテムですが、着こなしを間違えるとかえって印象を悪くするリスクもあります。チェック柄スーツを着用するときのポイントを理解し、TPOに合わせた着こなしを実現することが重要です。この記事では、チェック柄スーツ選びで失敗しないコツやチェック柄スーツの種類、合わせるアイテムの選び方、最新の着こなしトレンドなどについて解説しています。

(構成・編集/yoko)