スラックスのタックは必要?選び方とメリット・デメリットを完全解説のアイキャッチ画像
スラックスのタックは必要?選び方とメリット・デメリットを完全解説のアイキャッチ画像

スラックスのタックは必要?選び方とメリット・デメリットを完全解説

スーツの「タック」をご存知ですか?タックとは、パンツやスラックスのフロント部分、左右の太ももの真ん中あたりに入っている「ヒダ」のことを指します。スラックスの太ももから裾にかけて入っている「センタープレス」とは異なり、デザインと機能性を兼ね備えているのが特徴です。タックには主に「ノータック」「ワンタック」「ツータック」の3種類があります。それぞれ機能性とデザインが大きく異なり、与える印象もまた変わってきます。今まで「タックを意識したことがなかった」という方は、これを機にタックも意識しつつスラックスを選んでみてくださいね。今回は、累計600万点以上のスーツをお仕立てしている「オーダースーツSADA」の現役スタッフが、スーツのタックの種類や役割と機能性、タックを入れるメリット・デメリット、与える印象などを解説します。体格別・シーン別のタックの選び方も分かるので、ぜひ、最後まで読んでみてください。

そもそもタックとは?

そもそもタックとは?

タックとは、パンツ・スラックスに入った畳んだようなヒダをさします。

タックには種類があり、ノータック、ワンタック、ツータックと主に3種類あります。

タックの種類

タックの種類

タックは、ノータック、ワンタック、ツータックのほかに、ヒダの向きによって「インタック」と「アウトタック」の2つに分けられます。

インタックは、ヒダが内側に倒れたスタイルです。イギリス発祥として知られるインタックは、すっきりとしたシルエットを作りやすくクラシカルな雰囲気を醸し出します。

一方、アウトタックの場合は、ヒダが外側に向かって倒れています。アメリカ生まれのスタイルで、足まわりにゆとりが生まれるためリラックス感のある着こなしにおすすめです。

タックの役割と機能性

タックは、折り込まれた生地が動きに応じて自然と開く構造となっています。腰まわりに程よい空間が確保され、窮屈感を覚えにくくなります。日頃、椅子から立ち上がる・腰を下ろすといった動作が多い方でも、タックが入ったスラックス・パンツならストレスなく体を動かせるでしょう。

動きやすさやゆとりを求めて、ワンサイズ大きめのスラックスを選ぶ方もいるかもしれません。しかし、サイズアップで得たゆとりはシルエットの乱れにつながりやすく、せっかくのスーツ姿が野暮ったく見えてしまうでしょう。

そのようなときこそタックの出番です。タックのあり・なしで、シルエットと動きやすさは大きく変わります。また、前ももにゆとりが生まれることで、着席時のシワや折り目が定着しにくく、型崩れの防止にもつながります。

タックがあるメリット・デメリット

パンツやスラックスにタックを入れるメリットとデメリットをまとめたので参考にしてください。

メリット

  • 動きやすさ: 立ち座りや歩行時の突っ張りを軽減。
  • 体型カバー: 下半身のボリュームを隠し、クラシックで上品な印象に。

デメリット

  • シルエット: 腰回りが膨らんで太く見える場合がある。
  • 流行: 選び方を間違えると、おじさん臭い・古い印象を与えてしまう。

ノータック

ノータック

タックのないノータックは、スタイリッシュな見た目を重視する方に支持されています。フラットですっきりとした印象を与えるため、脚のラインが強調され、縦長のシルエットが生まれやすいのが魅力であり、メリットです。

タックによるゆとりがないため、人によっては窮屈さや動きにくさを感じることはデメリットでしょう。ただし、近年はストレッチ素材を使ったものが普及しているため、動きにくさは以前ほど気になりにくくなっています。

細身の方や脚を長く見せたい方、接客業などスタイルの良さが求められる場面に、ノータックは向いています。無地・柄物を問わず幅広いコーディネートに馴染むので、着回しやすいでしょう。

ノータックってどんなパンツ?タックパンツの種類や特徴、着こなしをご紹介します!のアイキャッチ画像
関連記事

ノータックってどんなパンツ?タックパンツの種類や特徴、着こなしをご紹介します!

ビジネスシーンに欠かせないスーツスタイルですが、パンツのデザインにもさまざまな種類があります。パンツのタックについてご存じでしょうか?タックの数によってシルエットや着心地も変わります。今回はそのタックパンツの中でもノータックパンツをメインにご紹介します。

ワンタック

ワンタック

ワンタックはスーツパンツの定番スタイルとして、ビジネスシーンを中心に長く愛されてきました。場を選ばずに品のあるシルエットを楽しめるのが強みであり、メリットです。

腰まわりにゆとりがあるため、デスクワークが中心の方や、がっしりとした体格の方、体型の変化が気になる方には、ワンタックが馴染みやすいでしょう。また、ノータックは少し窮屈な気がすると感じている方も、ワンタックを試してみるとしっくりくるかもしれません。

ツータック

ツータック

ツータックは左右に2本ずつヒダが入ったクラシカルなデザインで、エレガントなこなれた印象に仕上がるのが特徴です。近年のクラシック回帰を背景に、あえてツータックを選ぶおしゃれ上級者も増えています。ヒップや太ももがしっかりした体型の方や、貫禄のある着こなしを好む方には、特にツータックが馴染むでしょう。

ワンタックよりもさらに、ゆったりとしたシルエットをおしゃれに着こなすには、ハイウエストがおすすめです。タックがアクセントとして映えるため、よりエレガントな印象になるでしょう。トップスはカチッと体にフィットする物を合わせると全体のバランスがよくなります。

なお、サイズ選びが重要で、大きすぎるスラックスでは、だらしなく見えてしまいます。大きい場合はサスペンダーやベルトで調整するとよいでしょう。

体型別タックの選び方

体型別タックの選び方

体型に合ったタックの入れ方を選ぶことで、着こなしの完成度がぐっと上がります。

細身の方にはノータックがおすすめです。脚のラインが際立ち、すらりとした印象を演出できます。

がっしりした体格のスポーツ経験者や、太ももにボリュームがある方には、腰まわりにゆとりのあるワンタックが馴染みやすいでしょう。

ヒップや太ももがさらにしっかりした体型の方の場合は、ツータックが窮屈感を解消してくれます。ヒダが多い分、下半身にゆとりが生まれるため、体のラインを拾いすぎず自然なシルエットに整えてくれるのが魅力です。

シーン別タックの使い分け

シーン別タックの使い分け

タックはシーンや職種によって使い分けるのがポイントです。

ワンタックはトレンドに左右されない定番として幅広い年代に支持されています。ビジネス・フォーマルな場面では、定番のワンタックが安心です。一方、接客など人前に立つ機会が多い職種なら、すっきりとした印象のノータックも映えます。

デスクワーク中心で長時間座る機会が多い方には、腰まわりのゆとりが確保されたワンタックやツータックが疲れにくくおすすめです。

カジュアルなシーンやオフの日には、ゆったりとしたシルエットのツータックでこなれた着こなしを楽しむのもよいでしょう。

また、年代によっても、似合うスタイルは変わります。スタイリッシュに決めたい若い世代にはノータック、落ち着いた貫禄を演出したい方にはツータックがおすすめです。

ツータックをよりカッコよく着こなすコツ

ツータックをよりカッコよく着こなすコツ

腰回りが膨張して見えてしまうのが心配という方にオススメの着こなし術として、太めのベルトをセレクトすると良いです。

ウエストもジャストサイズのスラックスをチョイスすると腰回りの厚みをカバーできますよ。

そしてさらに、ダークカラーなら引き締め効果があるため、スタイルに自信がない方はブラックやネイビーブラウンから挑戦してみてください。

オーダースーツでぴったりなスラックスを

オーダースーツでぴったりなスラックスを

今回はスラックスのタックについてご紹介しましたが、タックも含め、自分にあったサイズ感のスラックスをGETできるのはやはり「オーダースーツ」。

体の特徴に合わせたスラックスは市販の似たようなデザインのものと比べても違いが一目瞭然。

シンプルなものこそこだわるとカッコよさが格段に引き立ちますよ。

https://www.ordersuit.info/sada_suit

まとめ

今回はスラックスのタックについてご紹介しました。結論としてタックは、入っていてもいなくてもどちらでも◎
スタイリッシュに着こなしたい方はノータック、エレガントに着こなしたい方はツータックなど、なりたい雰囲気に合わせたスタイルをチョイスするのがオススメです。

3種類の「タック」について詳しく解説しました。タックは「動きやすさ」と「デザインの変化」を与えてくれるポイントです。「ノータック」はヒダが一本も入っておらず、とてもスタイリッシュで細身、かつ脚が長く見えるのが特徴です。ただし、腰周りに余裕がありません。立つ、座る、しゃがむといった動作が多い方や、動きの多い職種の方はタックが入っていた方が良いかもしれませんね。「ワンタック」はもっともスーツに取り入れられている、タック一本の動きやすいスラックス。動きやすさはもちろん、太ももが太い方はちょっとゆとりを作ってカモフラージュできます。脚の筋肉がガッチリしている方にもおすすめです。こなれた大人のオシャレ感を出していくならツータックも〇。ワンタックよりも快適に動けるので「ワンタックでも快適性が足りない!」という方はぜひチャレンジしてみましょう。また、ツータックの場合は太めのベルトをチョイスすると、腰周りの膨らみを抑えられます。タックが入ったスラックスは、ピッタリのサイズ感を意識して選ぶべき。迷ったらオーダースーツで作るのがおすすめです。ぜひ「オーダースーツSADA」に一度ご来店ください!

(編集/志田実恵)