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夏用スーツで快適に過ごす!おすすめの選び方や着こなし徹底解説!

社会人にとって、スーツは仕事着として一年問わず着用しますが、一番悩まされる季節は夏なのではないでしょうか。夏は何もしていなくてもじんわり汗が出てきてしまい、汗が気になり仕事に集中できない…なんて経験を持つ方も多いはず。また、汗はシャツやスーツを汚すだけでなく、独特な嫌な臭いも発します。できることなら、汗を気にせず快適に過ごしたいと思うのは自然なことです。また、相手に好印象を与える春夏用のスーツのコーディネートの仕方がわからないと悩んでいる方も多いでしょう。そこで今回は「スーツなんて、暑くて着ていられない」「夏を乗り切るためのいい方法はないのか」「夏用スーツについてネットで調べても、情報が多すぎて何がいいのか分からない」と悩んでいる方に向けて、夏用メンズスーツを選ぶときのポイントや夏にスーツを着るときの注意点、クールビズの着こなしや夏用スーツのおすすめのコーディネートについて解説していきます。毎年不快に感じていた夏の季節も、しっかりと季節に合った夏用スーツを選べる人になれば、快適なスーツスタイルで仕事に取り組めるはずです。爽やかなスタイリッシュなコーディネートに仕上げるためにも、ポイントをしっかり押さえましょう。

夏は何もしていなくても汗が出てくる季節のため、できることなら快適に過ごしたいと思うのは自然なことです。 普段からスーツを着て仕事をしている方にとっては、非常に厄介な季節のひとつです。できればスーツなんて着たくないという方がほとんどではないでしょうか。しかし、現実はそうもいきません。どうにかして、この不快な季節を快適に乗り切る方法はないかと考えている方も多いはずです。 そこで、 「スーツなんて、暑くて着ていられない」 「夏を乗り切るためのいい方法はないのか」 と考えている人のために、この記事では、夏用スーツを選ぶ際のポイントやおすすめの着こなし方法について解説していきます。

季節ごとのスーツの特徴

スーツはシーズンによって快適に過ごせるように、両者には季節に合うような商品が販売されているのが特徴です。一般的には、「春夏用」「秋冬用」「オールシーズン用」の3パターンに分かれています。 季節ごとに違うスーツですが、どのような違いがあるのでしょうか。それぞれ特徴的な部分を例に挙げて、違いを解説していきますので見ていきましょう。

生地

まずは、生地の違いについて解説していきます。生地には春夏用と秋冬用の生地が存在しており、両者には大きな違いがあります。 一般的に春夏用の生地は薄く、織り方が粗いのが特徴的です。生地の密度が薄く、風通しのいい作りになっています。 それに対して、秋冬物の生地は全体的に厚く作られており、織り方がきめ細かくなっています。生地自体の密度が濃く、風を通しにくいような工夫がされているのが特徴的です。 オールシーズン用の生地は、春夏用と秋冬用のちょうど間をとって作られています。生地は厚すぎることもなく、適度な厚さに作られており、1年を通して着れるような作りが多いです。 オールシーズン用のスーツは、綾織りといわれる織り方で作られています。綾織りは、たて糸とよこ糸を2本ずつ抜かして織られており、近くで見ると斜めに織られているように見えるのが綾織りの特徴です。

裏地

続いて裏地に関して見ていきましょう。 スーツの裏地は、ジャケット全面に裏地が施されている「総裏」といわれる仕様が一般的とされていますが、 近年では季節によって裏地を替える方が非常に多くなりました。秋冬の寒い時期には保温性、保湿性に優れた「総裏」を採用しているスーツが一般的です。春夏の暑い時期には、肩や背中の上部に裏地が施された、通気性のいい「背抜き」を採用したスーツが目立つようになりました。 そもそも、「湿気や痛みなど、スーツへのダメージを軽減する」「滑りをよくして着心地を向上させる」などの役割があります。 しかし、そういった役割よりも、季節を快適に過ごすためにとても大切な要素という印象が広まり、季節に合った裏地を採用するケースがほとんどとなりました。 時代とともに、春夏の暑い時期には背抜きのスーツ、秋冬の寒い時期には総裏のスーツが一般的に広まっています。

色はシーズンによって合う合わないがあります。 春夏用のスーツは、秋冬用のスーツと比べると明るめの色が使われることが多いです。主に薄いグレー、薄いネイビー、ベージュなどが一般的に採用されています。 反対に秋冬用のスーツにはダークネイビー、濃いグレー、ブラック、ダークブラウンなど暗めの色が使われることが多いです。 ビジネススーツは落ち着いた色味のスーツが一般的なため、明るすぎてしまうとカジュアル感が強くなってしまいます。そうなってしまうと相手に悪い印象を与えてしまう場合も考えられるので、しっかりとTPOを意識したスーツを選ぶことが大切です。

夏用スーツを着るタイミングは?

春夏用のスーツ、秋冬用のスーツが存在しますが、どういったタイミングでスーツのスタイルを変更するべきなのか悩まれている方も多いです。 「夏用のスーツを着るタイミングがわからない」 「何月からスーツの衣替えをするべきなのか」 と考えている方も多いのではないでしょうか。そのような方のために春夏用のスーツに衣替えするタイミングを紹介します。 ずばり、春夏用のスーツを着るタイミングとしては、4月を中心にした3月~5月の間がベストです。この時期は桜の開花時期や入学シーズンなど、暖かくなり始める時期のため、スーツの衣替えには最適なタイミングといえます。近年では3月中でも暑い日があったりと、気温の差が激しくなり、春夏用スーツを着るタイミングに悩む方が、多くなっています。 この時期から春夏用を着ないといけないというものはありません。暑さや寒さの感じ方はひとそれぞれのため、タイミングに困ってしまう方も多いでしょう。そんな時は、気温が20℃以上になったら夏用を着るといったように、気温の目安を決めておく方法がおすすめです。タイミングに困ることなく、スムーズに夏用スーツへ移行できるでしょう。

夏用メンズスーツを選ぶ時のポイント

夏用のメンズスーツをこれから買いたい、新調したいという方はどのようなスーツを選べばいいのでしょうか。スーツの種類も多く販売されていて、何を買ったらいいのかわからないという方もいると思います。そんな方のために、夏用メンズスーツを選ぶ際のポイントなど、選び方について詳しく解説していきます。

生地

まずは、スーツの生地について説明していきます。 スーツ生地には多くの種類が存在しており、素材によってさまざまな特徴があります。どんな生地を選んだらいいのか迷う方も多く、選択に困る方も多いです。そのような方のために、ここでは夏用スーツのおすすめ生地を5つ紹介します。

・強撚(きょうねん)ウール

強撚とは、「撚(よ)りをかける強さが強い」ことを指します。簡単に説明すると、撚りとは糸をねじり合わせることを意味しており、強く撚りをかけたものを強撚と呼びます。 この強撚の糸を使った生地は水分の吸収、乾燥に優れているのが特徴です。強く撚りをかけた糸は耐久性に優れており、生地が薄くなっても問題がない優秀な生地になっています。夏用スーツに多く使われているため、夏用スーツを代表する生地といえます。

・リネン

リネンはカジュアルなアイテムの夏素材としては定番ですが、スーツで使われる場合もあります。スーツの生地として使う場合は、ウールと混ぜた生地にすることでビジネスでも使える素材に変化させて使用します。 リネンの特徴は丈夫で長持ち、肌触りがいい、汚れにくい、吸水性に優れている、通気性がいいなどが挙げられ、夏におすすめの生地のひとつです。

・コットン

コットン素材のスーツは吸湿性、保湿性、通気性に優れており、さらっとした着心地が特徴です。コットン素材を使用した衣類はどうしても、カジュアル感が強くなってしまう傾向にあります。しかし、近年ではスーツにも頻繁に使われるようになり、活躍の幅が広がってきた素材です。 夏にぴったりの素材という印象が強いですが、春夏用だけでなく、秋冬用やオールシーズン用など幅広く活躍する素材です。

・ホップサック織り

ホップサックと呼ばれるようになったきっかけは、ビールの苦みの原料でもあるホップを運ぶのに使われた麻袋がこの織り方だったことが始まりです。ホップサック生地は、かごの目状に織られているのが特徴で、生地のメリットとしては、軽くて通気性に優れている点が挙げられます。 主に、夏用の単品ジャケットなどに使われることが多いですが、最近ではスーツの生地としても注目を集めています。ホップサックを用いたアイテムは、価格に対して高いコストパフォーマンスを発揮する生地として多くの方から人気です。

・シアサッカー

シアサッカーは「しじら織り」とも呼ばれており、夏用の衣類に使われることが多い生地です。主に、綿で作られていることが多く、縦糸を強く張ったものと弱く張ったもので交互に組み込んでいく織り方となっています。シアサッカーの生地は表面が凸凹しており、ザラザラした肌触りが特徴です。このザラザラとした凸凹の表面によって、肌との接地面積が少なく、通気性に優れています。 もともとは、カジュアルウェアやパジャマなどに使われることが多かったのですが、最近ではスーツなどのフォーマルな洋服にも使われるようになりました。夏用のスーツに使われることも多くなった生地のひとつです。

裏地

ジャケットの裏地の役割は、着用する際の滑りをよくする、生地へのダメージを軽減させる、などが挙げられます。ほとんどのスーツジャケットには裏地が付けられており、シーズン用のジャケットによってタイプの違う裏地が使用されているのが特徴的です。 例えば、秋冬用のスーツには全面に裏地が施されている「総裏仕様」が一般的で、上記の役割のほかに保温性なども兼ね備えたものになります。 各シーズン用で大きな役割をはたしている裏地ですが、春夏用のスーツでも例外ではありません。夏用のスーツにとって、裏地は快適に過ごすために大きく関係してくる要素のひとつと言えます。 ここでは春夏用のスーツに合う裏地を紹介しますので見ていきましょう。

・背抜き仕立て

背中部分に裏地がないタイプになります。 背抜き仕立てのメリットとしては、背中に裏地がない分、風通しが非常によくなり、ジャケット内に湿気がたまりにくい仕様になっています。ジャケットを着ていると、どうしても背中部分が蒸れてしまうことが多くありますので、蒸れを解決する方法としておすすめの裏地です。ジャケット自体が軽量になるため、春夏用のスーツで多く採用されている裏地となっています。 逆にデメリットとしては、生地が薄くなる分、痛みやすいことが挙げられますが、お手入れをしっかりすることで対策できます。

・半裏仕立て

半裏仕立ては、上記に背抜き仕立てよりもさらに軽量化した裏地です。 総裏の場合は、背中部分の裏地が全体的に縫いつけられていますが、着丈の半分から下部分の裏地を、縫いつけないものを「半裏仕立て」と呼んでいます。背中部分に湿気や熱がこもりにくい作りとなっているので、夏用スーツの定番といえる仕立て方になっています。 裏地だけではなく、表地や内部の芯地も薄手となるので、全体的に軽い作りになっているのが特徴です。 デメリットとしては、背抜き仕立てよりもさらに薄くなっているので、痛みやすくなっている点に注意が必要です。しかし、普通に着る分には問題ない耐久性なのでそこまで気にする必要はありません。

・アンコン仕立て

聞く機会が少ないであろうアンコン仕立てですが、肩のパッドや芯地などの副資材をできるだけ減らし、軽くて着心地をよくするように作られたのがアンコン仕立てです。快適さを重視した裏地の仕立て方で、 肩パッドや厚い裏地がない分、きれいなシルエットに仕上がるのが特徴です。軽く着回しが楽な点や夏の暑い時期に涼しさを感じられる点が最大のメリットとして挙げられます。 一方、肩パッドや芯地、裏地が少ないことでカジュアルな印象を与えてしまうこともあります。TPOをしっかりと意識して着用シーンを選ぶ必要がある裏地だといえるでしょう。

スーツ選びではスーツの色を何色にするかによって、相手に与える印象が大きく変わってきます。 どんな色のスーツを着たらいいのかわからない方や、スーツでは一般的な黒やネイビーしか着たことがないという方のために夏におすすめの色を紹介していきますのでチェックしてみてください。 春夏スーツの色選びは、秋冬と比べて明るめの色がおすすめです。 例えばベージュやライトグレー、ブルーなど、夏には比較的明るめのトーンがぴったりです。相手には涼しそうな印象を与えることができ、季節を意識した清潔感のあるコーディネートが可能になります。 逆に秋冬などに定番の濃いネイビーやブラック、ダークブラウンなどは、色も濃く重い印象を与えます。冬の寒い時期では濃い色が主流ですが、夏では暑苦しい印象を与えてしまうので、おすすめできません。 明るめの色を選ぶことによって、カジュアルな印象を持たれる可能性も考えられます。そのようなときは、シャツやネクタイなどでフォーマルさをアップできるアイテムを取り入れることで、カジュアル感を和らげることが可能です。

機能性

・自宅で洗濯が可能な「ウォッシャブル」機能

夏のスーツ着用は非常に汗をかきます。当然ですが汗をかくたび、クリーニングに出すわけにもいきません。そんな時に嬉しい機能が「ウォッシャブル」機能です。このウォッシャブル機能は、洗濯の際に気になるシワが付きにくかったり、糸がほつれにくかったりと、自宅でスーツを洗うための非常に便利な機能です。

いつでも自宅で洗濯ができるため、たいへん衛生的です。それに加えて、クリーニングに出す手間も省けて、経済的な一面も持っています。衛生的、経済的とメリットがとても大きいので、夏用のスーツにぜひとも欲しい機能です。

・抗菌、消臭加工

汗をかいたときにすぐ乾くからといって、そのままにしておくと雑菌が繁殖してしまうリスクが高まります。雑菌をそのままにしておくと、生乾きのような臭いを発生させてしまいます。 嫌な臭いを発生させないためにも抗菌、消臭加工がされている生地がおすすめです。暑苦しい夏にスーツを着る機会が多い方にとっては、欠かせない機能のひとつといえます。

・防シワ加工

夏では、クールビズなどの取り組みや室内外での気温の変化が激しいこともあり、ジャケットを脱ぐ機会が多くなります。ジャケットを持ち歩いて移動する機会も自然と増えるでしょう。ジャケットを持ち続けているとシワになることが多く、シワになった状態で着てしまうと、ビジネスマンとしての印象があまりよくありません。防シワ加工がされているスーツであれば、持ち続ける時間が長くても、シワを気にする必要がないので安心です。

・吸水速乾

吸水速乾機能が付いているスーツは、湿気や汗を素早く吸い取って蒸れさせない特徴があります。速乾機能は、気化熱作用によって涼しさを向上させるメリットもあるため、非常に欠かせない機能です。最近では、速乾に優れたCOOLMAXを採用したスーツなども販売されています。このCOOLMAXはスポーツウェアなどに使用されることが多い機能で、スーツに取り入れられることも増えました。スーツスタイルでの、クールビズには欠かせない機能の一つになったといえます。

夏用レディーススーツを選ぶポイント

スーツを選ぶにあたってメンズ、レディースでは違いがあるのでしょうか。 基本はメンズスーツの選び方と変わりはありませんが、レディーススーツならではの選び方も存在しますので紹介していきます。

軽くて薄い生地

レディースの夏用スーツでは、軽くて薄い生地がおすすめです。特におすすめが夏用のウール生地です。夏用のウールは通気性がよく、さらりとした肌触りが特徴です。生地が柔らかく、刺激が少ないこともあって、レディーススーツでは人気がある生地となっています。夏の季節感を出したいという方は、コットンやリネンなどの素材もおすすめです。コットンやリネンの生地には、特有の凸凹感があるため、肌に必着しづらくなっています。そのこともあって、べたつかずにスーツを着用することができます。

袖丈

メンズスーツにはないレディーススーツだけの特徴といえば、袖丈を選べる点ではないでしょうか。 一般的にスーツは長袖が基本となっていますが、レディーススーツだけは七分袖が存在します。七分袖にすることのメリットは、涼しさを得られること、手首が出ることによって細身に見える効果がある、などではないでしょうか。女性にとってはとてもうれしいメリットとなるので、女性から多くの支持を集めています。

夏にスーツを着るときの注意点

どんなに暑い夏でも、ビジネスの場ではスーツを着ないといけない状況が存在します。そこで、スーツを着るときの注意点を紹介していきます。

シワになりやすい

夏時期のスーツ着用は、お世辞にも快適と呼べるようなものではありません。暑い夏はジャケットを脱ぐ機会が多くなります。ジャケットを脱いだ状態で、手に持っている時間が長くなるとシワになりやすく、スーツの劣化につながります。 そこで、スーツを脱ぐ機会が多い場合は、ジャケットを脱いだ際にこまめにハンガーがけをするなどの対策が必要です。出先などでハンガーがない場合は、自宅に帰ってからアイロン掛けなどのケアが必須になってきます。 大切なスーツを長く着用したいのであれば、しっかりとしたスーツのケアが必要になって来るので、チェック項目などを作ってケアの仕方を一覧にしておくのも効果的でしょう。

カビの原因

室内であれば冷房がかかっているので、さほど汗をかく心配もありません。しかし、ひとたび外に出ると灼熱の太陽にジリジリと照らされます。太陽にさらされていると否が応でも、汗が吹き出し、大量にかいた汗はスーツの生地が吸い取ってしまいます。そのままにしておくとカビなどにつながり、衛生的によくありません。 汗を吸って湿ってしまったスーツはどの様なお手入れが必要でしょうか?

1,定期的にクリーニングに出す

汗をかく夏の時期には、冬よりもクリーニングに出す頻度は多くなり、一般的に2週間に1度程度必要だとされています。あまりにも頻繁にクリーニングに出すと、生地を傷めスーツの劣化の原因にもなってしまうため2週間を一つの目安としてください。

汗ジミが気になる場合には、しみ抜きのオプションを選ぶことでよりクリーニングの効果が得られます。

2,ウォッシャブルスーツを選ぶ

自宅で手軽に洗濯することのできるウォッシャブルスーツは、特に暑い夏の時期に大変重宝します。

クリーニングに頻繁に出すのは、結構コストと手間がかかるものですが、ウォッシャブルスーツであれば自分が気になったタイミングですぐにお手入れすることができるため、非常に扱いが楽です。

また、ウォッシャブルスーツはストレッチ素材のものが多く着心地の良さも魅力となっています。少しでも夏の暑い時期をスーツ姿でも快適に過ごすために、スーツ選びには着心地の良さも重視して決めましょう。

汗対策もしっかり

汗をかいてしまうと、においや汗ジミなど清潔感にかけてしまう可能性があります。

出来るだけ汗をかかないように事前に対策を取っておくのが良いでしょう。具体的な汗防止対策をいくつかご紹介します。

1,インナーを夏仕様にする

まず前提として、夏であってもインナーは必ず着用しましょう。少しでも涼しいほうがよいから1枚でも着用枚数を減らすためにインナーは着用しないほうがよいのでは?とお考えの方もいるかもしれませんが、インナーなしで直接素肌にワイシャツを着ると汗ジミが目立ったり、ワイシャツが肌に張り付く感じが気持ち悪く感じたりします。

快適かつ清潔にワイシャツを着こなすうえでは、インナーは必須です。

吸水・速乾性に優れたインナーは着心地がよく、暑い夏でも快適に過ごせます。

また、汗対策インナーには、抗菌・防臭加工が施されており、気になる汗のにおいを抑えてくれる効果があります。

汗ジミが気になる方は、パッド付きのものがおすすめです。あらかじめパッドが付いていれば、湧き汗パッドなどを毎回付けたり外したりする手間もなく手軽です。

インナーは半袖のほか、タンクトップのものや首元がUネックのものやVネックのものなどデザインもさまざまです。また、色も白やグレー、ベージュなどありますが、ワイシャツの襟元から見えたり、透けたりすることのないものを選びましょう。

2,汗は放っておかない

汗をかいていると感じたら、ハンカチなどでこまめにふき取るようにしましょう。そうすることで清潔に保つことができます。また、市販の汗ふき取りシートなどを使うと殺菌消臭効果があり、またふき取ったときの清涼感もあってより心地よさを感じることができるのでおすすめです。

3,制汗剤を使用する

汗が発生することを抑えてくれる制汗剤は汗をかく前に使用することで効果が得られます。スプレータイプやスティックタイプ、ローラータイプなどさまざまなものが販売されていますので使い勝手の良いものを選びましょう。真夏を快適に過ごすのに活躍してくれるアイテムです。

ジャケットはなくてもOK?

スーツのコーディネートはジャケットとスラックスの上下セットアップが一般的です。しかし、暑い夏にジャケットを着たくないと思う方も大勢います。しかし、暑いからといってジャケットを脱いでしまうと、相手に対して失礼な印象を与えかねません。夏の暑い時期に、ジャケットを脱いでもいいのかという疑問を持つ方もいます。 前提として、環境問題に対する取り組みなどによって日本では、クールビズが誕生しました。このクールビズは「夏場の軽装による冷房節約」を目的としていて、2005年4月の一般公募からクールビズと命名され、そう呼ばれるようになりました。クールビズは電気代の節約などに大きく貢献し、今でも多くの会社が取り組んでいます。 このクールビズ期間中であれば、ジャケットを着用しなくても問題ないようになりました。サンダルやハーフパンツなど、ラフすぎる服装はNGですが、ジャケットやネクタイを着用しないことに関しては今では当たり前となっています。

脱いだジャケットの取り扱い

ジャケットは訪問先を訪れる際などには失礼のないよう着用していくと安心です。

とはいえ、社内や移動中などは極力暑さを避けるために脱いでいたいものです。

脱いだものを雑に扱ってしまうとシワの原因となってしまいますので、正しい畳み方についてあらかじめ知っておきましょう。

ジャケットの畳み方

1,ジャケットのボタンを留めて背中が手前に来るようにする。

2,ジャケットの左右の方を合わせて縦に二つ折りにする。

3,袖の付け根を縦二つ折りのラインと平行にして折る。反対側の袖も同様にする。

こうすることで、さっと持ち運ぶときにも無駄なシワが付きにくく、綺麗な状態を保つことができます。

出張などの場合の持ち運び方

出張などで長距離移動の場合には、収納してジャケットを持ち運ぶということもあるでしょう。そういった場合におすすめのアイテムをご紹介していきましょう。

1,スーツカバー

スーツ購入時にもらったスーツカバーはハンガーを付けた状態で持ち運びが可能であり、シワや汚れからスーツを守ってくれます。

2,ガーメントバッグ

ガーメントバッグとは、衣類専用の収納バッグです。

スーツカバーよりもしっかりとした作りであり、ネクタイやシャツ、ベルトなどの小物類が入れられるもののほか、靴まではいる大容量サイズのものまであります。

自分が必要なサイズ感のものを見つけて、快適に移動できるようにしましょう。

3,スーツケース

出来るだけ荷物を増やしたくないという方であれば、他の荷物とともにスーツケースにしまって持っていくということもあるでしょう。スーツケースに入れて持ち運ぶ場合には収納袋に入れたりタオルで包むなどして他の荷物と分けて収納することでシワが付きにくくするような工夫が必要です。

また、スーツを上にのせて収納することで、他の荷物に押しつぶされてできるシワを防ぐことができます。

クールビズの着こなしとは?

「ジャケットを着なくてもいいことはわかったけど、着こなし方がわからない」 「なにかおすすめの着こなしはあるの?」 と考える方が多いのも事実です。 そう考える方のためにクールビズ期間中の着こなしを紹介しますので参考にしてください。

そもそもクールビズとは

地球温暖化対策の一環として、2005年から政府が提唱する過度に冷房を頼らずに様々な工夫をして夏を快適に過ごすライフスタイル。室温の適正化とその温度に適した軽装などの取り組みを呼び掛けています。(環境省)

それまでは、暑い夏であってもビジネスシーンではジャケットやネクタイを着用するものとされており、社内の冷房温度設定も低かったという状況でした。

しかしながら、それは消費電力の増加による地球環境の悪化や、強い冷房に長時間当たることによる血行不良や乾燥等の健康状況の悪化を引き起こす原因となりかねません。

クールビズは、環境に配慮し、また働く人の健康維持にも役立ち、さらには会社にとっては冷房の使用減による費用負担の軽減にもつながるというさまざまなメリットがある対策だといえます。

クールビズ期間は5月1日~9月30日となっていますが、10月以降であっても暑い日にはクールビズを取り入れることが推奨されています。この環境省の提言をもとに会社ごとに期間や服装を決めて取り組まれています。

スーパークールビズとは

クールビズ期間中において、一層クールビズに特化した取り組みをおこなうのがスーパークールビズです。

ポロシャツやアロハシャツ、チノパンなどクールビズではNGとされているようなよりカジュアルで着心地の軽いアイテムの着用が可能となります。

スーパークールビズで注意すべきポイントは、外勤や取引先を訪問する場合です。

社内では許されている計装であっても、取引先を訪問するには失礼にあたったり、浮いてしまったりする可能性があります。

取引先を訪問する場合には、基本的には取引先のスタイルに合わせるようにし、あらかじめわからない場合にはすくなくともジャケット、必要に応じてネクタイを用意しておくと間違いありません。

シャツ&ノーネクタイ

クールビズでの最も定番なコーディネートになります。 シャツとスラックスを合わせたスタイルはどんな人でも簡単に着こなすことができます。選ぶシャツによって相手に与える印象は大きく変わってくるので、選ぶシャツには注意が必要です。 シャツを選ぶときは無地のものよりも、襟元や袖口の形にこだわっているものやストライプ柄やブルー系の色シャツを取り入れるとさわやかな印象を与えることができます。

ジャケット&シャツ&ノーネクタイ

仕事をするうえでジャケットを着なければならない状況も出てきます。そういったときにおすすめな着こなしが「ジャケット&シャツ&ノーネクタイ」です。 この着こなしはスーツのジャケットを活かしながら、ネクタイは付けないコーディネートになります。スーツジャケットの色や柄などによって、着用するシャツなどをかえていくのがおすすめです。例えば、着ているスーツの色がネイビーやグレーなどの地味目な色の場合は、ブルー系の明るめのシャツを合わせることでジャケットとのバランスが取れて、落ち着いた雰囲気になります。 逆にスーツの柄がチェックやストライプなど、主張が強めの場合は、無地のシャツを着ることでまとまりのある着こなしにすることが可能です。

夏用スーツのおすすめコーディネート

「春夏用のスーツのコーディネートの仕方がわからない」 「春夏用スーツのコーディネートで失敗したくない」 という方も多いと思います。そんな方のために、相手に好印象を与えるコーディネートはどういったものがあるかを紹介しますので見ていきましょう。

ベージュのスーツで上品さをたたせる

春夏用のスーツは全体的に淡い色が好まれて着用されることが多く、淡いベージュなどを春夏用のスーツとして使用する方も増えてきました。全身を淡い色で合わせることで、涼しげな印象を与えることができるのでおすすめのコーディネートといえます。

ブルー系でインパクトをもたせる

ブルー系と聞くと、コーディネートが難しそうで抵抗があるという方もいるのではないでしょうか。しかし、ブルー系はネイビーと同じ系統なので他のアイテムとも相性がいい色となっています。 ブルー系の無地のスーツには、柄もののネクタイやシャツを合わせることで、関連のあるまとまった印象になります。柄もののアイテムをビジネスに取り入れる場合は、他の2アイテムを無地にするなど、バランスを考えることで落ち着いたコーディネートになります。

グレースーツと柄を合わせてきれいめスタイル

グレーのスーツに柄ものを合わせるテクニックです。スーツ、シャツ、ネクタイのそれぞれに違う柄を使って、Vゾーンを目立たせるコーディネートになります。バランスが取れ、きれいな組み合わせになるので夏のコーディネートにはおすすめです。 柄を統一すると全体的にまとまりが出て、スタイリッシュなコーディネートにすることが可能です。

オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?

ここ数年で数多くのオーダースーツ店がオープンしてきましたが、お店によって特徴などは違います。数多く存在するオーダースーツ店の中でも注目を集めているお店が「オーダースーツSADA」です。 オーダースーツSADAは大正時代に創業したとても歴史のある会社です。今では全国に47店舗を展開しています。

 オーダースーツSADAのスーツ作成工程には特徴があり、自動設計や自動裁断システムを用いた自社工場を保有しており、ほとんどの工程を自社で行っている点がオーダースーツSADAの強みといえます。 世間一般では「オーダースーツはハードルが高い」といわれていますが、スーツに詳しいスタッフに相談しながらオーダースーツを作れるので、初心者にもたいへんおすすめです。 

オーダースーツの作成方法には 「パターンオーダー 」「イージーオーダー 」「フルオーダー」 の3種類があり、各パターンによって作成の仕方が違うことが特徴です。

 オーダースーツSADAのスーツ作成方法は自分のサイズや好みに合わせて、こだわったスーツが作れるフルオーダーとなっています。 フルオーダーは自分だけの完全オリジナルスーツを作ることが可能なため、一般的に価格が高くなる傾向にあります。そのイメージだけで、フルオーダースーツの作成を敬遠してしまう方が非常に多いのも事実です。 オーダースーツSADAでは品質、コスパ、デザイン、どれをとっても完璧なオーダースーツを作ることが可能です。既製のスーツと変わらない値段で、フルオーダースーツの作成ができることもあって、幅広い世代から人気になっています。

今回お伝えしたような、夏用スーツの生地やデザインも数多く揃っております。

お気に入りの生地をみつけ、その生地でスーツを作成できるのがオーダースーツの醍醐味でしょう。

なお、オーダースーツは仕立てるのに約1か月程度の期間を要します。

欲しいと思ったタイミングで動き出すのがおすすめです、少しでも気になった方は是非一度店舗を覗いてみてください。きっとお気に入りの1着をみつけることができるはずです。

まとめ

今回、夏用のスーツについて見てきましたがいかがでしたでしょうか? 春夏用スーツは秋冬用のスーツと比べて、選び方やおすすめの生地などが大きく変わってきます。生地選びや着こなしによって相手への印象が大きく変わってしまいますので、しっかりとしたスーツ選びが必要です。今回、紹介した着こなしをぜひ実践して、周りの人と差をつけてみましょう。 オーダースーツSADAで、自分の気に入った生地を見つけて、オリジナリティのあるオーダースーツを作ってみてはいかがでしょうか。

いかがでしたでしょうか。今回は、夏用メンズスーツを選ぶときのポイントや夏にスーツを着るときの注意点、クールビズの着こなしや夏用スーツのおすすめのコーディネートについて紹介してきました。男女別にスーツを選ぶときには、生地、裏地、色、機能性、袖丈を意識すると、夏の季節に適したスーツを見つけることができるでしょう。また、夏にスーツを着るときの注意点は下の通りです。

・シワになりやすく、スーツの劣化につながる

・スーツが汗を吸い、カビの原因につながる

新しいスーツを購入して安心してしまいがちですが、スーツは消耗品です。しっかりとしたスーツのケア方法を知り、日頃からメンテナンスをすれば、夏用スーツの消耗を遅らせることができます。本記事を参考に、快適な夏を過ごすための対策もしっかり行ってみましょう。自分の体型にあったスーツを求めていたり、スーツのサイズが合わず悩み続けている方は、ぜひオーダースーツSADAを検討してみてはいかがでしょうか。オーダースーツSADAでは、専門のスタッフがしっかりサポートするため、フルオーダーの楽しさ、快適さ、フィット感はもちろんのこと、着回しの相談や着こなしに関しての些細なお悩みにも親身にお答え致します。オーダースーツSADAでその魅力を体験してみてはいかがでしょう。

穂谷 優之
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最終更新日

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