ネクタイにおける結び方の種類とおすすめのネクタイとは?のアイキャッチ画像
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ネクタイにおける結び方の種類とおすすめのネクタイとは?

いつものネクタイの結び方、どうしてますか?一般的な「プレーンノット」「ウィンザーノット」あたりを常用している方が多いのではないでしょうか。毎日、朝忙しい時間でネクタイを結ぶのは意外と手間です。皆さん自分のルーティンで、ネクタイを結んでいることと思います。ですが、ネクタイの結び方は、今回ご紹介するものだけでもなんと10種類。ビジネス・フォーマルなシーンで使用する結び方から、プライベートでカジュアルに決めたい時に使う結び方までさまざまです。普段のビジネスで使う結び方も、ワンパターンにならずにいくつかをローテーションすると「身だしなみに気を使っているんだな」と、きっと誰かが気付いてくれますよ。いくつも覚えておけば、毎日鏡の前でネクタイを結ぶのが楽しくなってしまうかも。ということで今回は、スーツの専門家「オーダースーツSADA」の現役スタッフが「ネクタイの結び方」を10種類教えます。あわせて、毎日のコーディネートを彩るおすすめのネクタイブランドを見ていきましょう。この記事を読めば、ネクタイの基本の結び方は網羅できますよ。ぜひ、日々のビジネスからプライベートまで、幅広く取り入れてみてくださいね!

スーツを着る際、ネクタイは欠かせない存在です。しかし、プレーンノットやセミウィンザーノット、エルドリッジノットなどのさまざまな結び方がある影響で、どの結び方が良いのか迷ってしまうでしょう。 そこで今回は、ネクタイにおける結び方の種類やおすすめのネクタイブランドについて紹介します。この記事を読むことで、どのような結び方があるのか把握できるようになるでしょう。

ネクタイの主な結び方

ネクタイの結び方としては、冒頭で触れたようにプレーンノットやウィンザーノット、セミウィンザーノットなどさまざまあります。それぞれどのようなものなのか、1つずつ見ていきましょう。

プレーンノット

さまざまな結び方があるネクタイの中でも、一番簡単でポピュラーなものとしてプレーンノットが挙げられます。簡単だからこそ初めての方にも向いており、幅広いシーンで活用できます。 この結び方では、きつく締めないことが重要です。もしきつく締めてしまうと、結び目部分が小さくなってしまう恐れがあります。また、結ぶ際に大剣を眺めにした状態で始めるようにしましょう。そうしないとバランスが悪くなってしまいます。

ウィンザーノット

ウィンザーノットは、イギリススタイルにおけるネクタイの結び方として知られるものです。正三角形のような結び目が魅力であり、身体が大きな方でもバランス良く結ぶことができるものです。 もしこの結び方を選ぶのであれば、襟が大きく開いているものや襟そのものが大きいものを着ている場合におすすめです。そうすることで、美しい仕上がりとなります。また、結ぶ際に小剣を抑えながらゆっくりと大剣を引くことで、ふっくらとした結び目となるため、そのことに気をつけながら結んでみましょう。

セミウィンザーノット

もし上記で紹介したものよりもボリュームも抑えたいのであれば、セミウィンザーノットがおすすめです。この結び方はワイドカラーのシャツや厚手のネクタイなどに向いており、相手に対してしっかりとした印象で見られたいときに向いている方法です。 この方法に関しては、ウィンザーノットと比べて大剣を巻く回数が多くありません。その結果、ウィンザーノットよりもボリュームの小さい三角形となります。そのことを含めて、選ぶかどうか考えましょう。

ダブルノット

ダブルノットも、初心者向けの結び方です。どんな体格の人でも合わせやすいため、幅広い人におすすめです。その上、ビジネスの場面だけではなく、冠婚葬祭といったフォーマルな場面でも活用できます。 ただ、大剣を二重巻きする影響でプレーンノットよりもボリュームが少し大きくなります。そのことを踏まえて、この結び方を用いる際は細いネクタイを選ぶのがおすすめです。

エルドリッジノット

エルドリッジノットは、ビジネスシーンよりもプライベートなシーンに向いている結び方です。一見すると逆三角形の結び目というありきたりなものに見えるかもしれません。しかし、よく見てみると結び目に段差が生まれており、一般的な結び方とは違ったものとなっています。 上記で述べたように、この結び方はビジネスの場面よりもプライベートな場面に向いています。具体的には結婚式の二次会やパーティーなどであり、華やかな雰囲気で参加したいときにもおすすめです。

トリニティノット

トリニティノットも、エルドリッジノットと同じくプライベートな場面向けです。3つの結び目が重なっていることが他のネクタイの結び目とは違う大きな部分であり、結び目を均等に3等分するように結びましょう。 この結び方の場合は、結び目を目立たせることがポイントです。そのため、ネクタイは派手なものを選ばず、無地のものを使いましょう。また、シャツに関しては襟の狭いものと組み合わせるのがおすすめです。

クロスノット

クロスノットも結び目が魅力的なものです。パーティーといった華やかなシーンにおすすめの結び方である一方、結び方が難しいため、初心者向けではありません。もし取り入れたいのであれば、何度か練習してみましょう。 この結び方も結び目を目立たせるために、色柄が控えめなネクタイを選ぶのがおすすめ。また、結び目のボリュームが大きくなってしまうことを防ぐために、薄手の生地のネクタイを使いましょう。

スモールノット

スモールノットは、小さな結び目が特徴の結び方です。身長が高い方におすすめの結び方であり、シルエットをさらに美しく見せる意味で襟開きの狭いシャツと組み合わせてみると良いでしょう。 この結び方に関しては、生地が厚いネクタイを使うのがベストです。クロスノットのように生地が分厚くないネクタイを選んでしまうと、極端に小さな結び目となってしまいます。そうなると、うまく結べていても全体的なバランスが悪くなる恐れがあります。

チューリップノット

チューリップノットは、華やかでありながら可愛らしさもある結び方です。花を添えるように結び目を締め過ぎないのがポイントで、襟が狭いシャツを選ぶことで上品らしくなります。

ノンノット

最後に紹介するノンノットは不思議な結び方であり、まるで結び目の裏表が逆転しているかのような印象でしょう。カジュアル向きな結び方ですが、きちんときれいに結ぶことで魅力的なものとなります。 ノンノットをむすぶさいの手順はそこまで多くありません。しかし、きれいに結ぼうとすると意外と難しいため、何度か練習しておくことをおすすめします。

おすすめのネクタイブランドとは?

ネクタイ自体はさまざまなブランドがあるため、どれが良いのか悩むかもしれません。そこで最後の項目では、「Paul Smith」や「BURBERRY」などのおすすめブランドを複数ピックアップして紹介します。

Paul Smith

「Paul Smith」は有名なブランドであるため、知っている方も多いのではないでしょうか。イギリスのファッションブランドであり、ブランドの個性を生かしたネクタイを多数販売しています。そのため、おしゃれなネクタイを探している方にぴったりです。

COMME CA ISM

「COMME CA ISM」は日本生まれのブランドで、程よい遊び心がありながらも幅広いシーンで活用できるネクタイをそろえています。値段もリーズナブルであり、安いネクタイを探している方もチェックすることをおすすめします。

BURBERRY

「BURBERRY」も有名なイギリスのブランドであり、ネクタイ以外にバッグやアクセサリーなどにも展開しています。チェック柄のネクタイが多く、柄物のネクタイを探している方に向いています。

FAIRFAX

「FAIRFAX」は、「COMME CA ISM」と同じ日本生まれのブランドです。スタイリッシュなデザインが魅力のネクタイを販売しており、幅広い年齢層におすすめできます。ネクタイ自体も、エレガントなものから上質なシルクを100%使用したものまで幅広くあります。

GIVENCHY

「GIVENCHY」はフランス生まれのブランドで、オードリ・ヘップバーンが着用したことでも有名です。ネクタイに関してはバラエティーが豊かなデザインが多く、誰かに渡すプレゼントとしても向いています。特にスターデザインのネクタイは、多くの著名人に愛されているものです。

ネクタイは結び方が大切!

今回は、ネクタイの主な結び方やおすすめのネクタイブランドなどを紹介しました。ネクタイの結び方はさまざまあり、それぞれ魅力が異なります。また、ブランドによる魅力も異なるため、それぞれを考えながらその日利用するネクタイと結び方を変えてみましょう。

ネクタイの基本の結び方は10種類。結び方も簡単でポピュラーな「プレーンノット」イギリススタイルの定番「ウィンザーノット」ちょっと控えめボリュームで、フォーマル度の高い「セミウィンザーノット」冠婚葬祭にもおすすめ、初心者向けの「ダブルノット」段差がある特殊な結び目で、プライベート向けの華やかな「エルドリッジノット」結び目が3つ重なった「トリニティノット」華やかだけど難易度の高い「クロスノット」身長が高い人におすすめの、結び目の小さい「スモールノット」女性ウケのいい、華やかでかわいらしい「チューリップノット」裏表が逆転した、カジュアル向けの不思議な結び方「ノンノット」以上の10種類を網羅すれば、プライベートでも、フォーマルでも、ビジネスでも多彩な結び方で対応できますよ。さらにネクタイブランドのバリエーションを持たせれば、ネクタイだけでコーディネートの幅を無限に広げられます。「Paul Smith」をはじめとするスーツの本場のブランドネクタイを取り入れて、よりキマったコーデを目指してみるのもいいでしょう。ネクタイに今までこだわっていなかった方は、結び方とブランドにこだわって、今までよりもオシャレに決めてみてくださいね。

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