レディースファッションにネクタイを取り入れる!スーツやカジュアルスタイルの着こなしをご紹介!のアイキャッチ画像
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レディースファッションにネクタイを取り入れる!スーツやカジュアルスタイルの着こなしをご紹介!

ネクタイは男性がビジネススーツに合わせて着用するビジネススーツの基本スタイルの一つです。しかしながら、近年はレディースに関してもネクタイを取り入れたコーディネートをする人が増えており、おしゃれを演出するアイテムとして人気を集めています。
今回は、ビジネスシーン及びカジュアルシーンで女性のファッションにどのようにネクタイを取り入れるのが良いかについてお話していきます。
特にビジネスシーンでは、TPOや組み合わせを間違えるとちぐはぐなコーディネートとなってしまいます。
女性ならではのおすすめの色柄や、女性用の細目や短めのネクタイを選ぶことで、着こなしがぐっとおしゃれになります。
また、ネクタイは正しい結び方できれいに整えることで、グッと見栄えが良くなります。
基本的な結び方をいくつかご紹介していきますので、お気に入りを見つけて上手にネクタイを取り入れていきましょう。

女性におけるネクタイの魅力とは?

ネクタイと言えば男性が着用するものと考える方は多いでしょう。実際にメンズスーツスタイルにネクタイは定番であり、ビジネスマンに欠かせないアイテムとなっています。

今回ご紹介する女性にネクタイというのは、あまりピンとこないという方も多いかもしれません。

しかしながら、学生服をイメージすればネクタイを付けていたことを思い出すでしょう。また、会社で制服が用意されている場合にもネクタイ着用が基本スタイルとされているということもあります。レディーススーツに合わせるというパターンは定番ではありませんが、学生服や制服と同様の感覚で、きちんとした装いにプラスするアイテムとして使うことができます。

また、私服に合わせてアクセントとしてお洒落アイテムとして取り入れるのも人気です。

ネクタイの色や柄によっても印象が変わり、スタイルやTPOにあわせて選ぶ楽しさもあります。

レディースネクタイ選びの基本

レディースネクタイを選ぶ際にはTPOに合わせた選び方が基本です。

1,ビジネスシーン

レディーススーツに合わせるという場合は、基本的にはメンズスーツに合わせるネクタイの選び方と同様になります。

①色

赤・・・元気で活発な印象になります。原色のようなはっきりとした色合いは、ビジネスシーンには不向きであるため、ダークカラーのボルドーのような落ち着いた色味のものがおすすめです。

青・・・スーツとの馴染みの良い色合いである青は、色の濃淡によって印象が変わってきます。濃いネイビーのような色は大人っぽい印象に、薄い水色のような色は明るくフレッシュな印象になります。

ピンク・・・女性らしさが魅力的なピンクは、淡いパステルカラーのような色合いのものがおすすめです。ハッキリとしたカラーは、スーツスタイルでは浮いてしまうので避けましょう。

グリーン・・・グレーやネイビーなどの落ち着いたスーツの色との相性が良い、グリーンは穏やかで平和的なイメージとなります。かわいらしく着こなしたいのであれば薄いパステルカラー、シンプルに落ち着いたイメージで着こなしたいのであればアッシュグリーンがおすすめです。

グレー・・・スーツと統一感のあるネクタイを選びたいという場合におすすめなのがグレーです。クールで洗練された雰囲気が漂います。

スーツがグレーの場合は、ネクタイと色の濃淡をつけることで立体感のあるコーディネートとなります。ライトグレー×チャコールグレーといった具合です。

ブラウン・・・グリーン同様アースカラーであるブラウンは、落ち着いた堅実な印象となります。シンプルなカラーであるため、ネクタイに柄を取り入れると映えます。

パープル・・・妖艶でエレガントな印象が魅力的なパープルは、女性のスーツスタイルにピッタリのカラーです。ブラックスーツとの相性が良く、合わせると一層パープルの色味が引き立ちます。

バッグや靴、コートなどの小物との色のバランスを考えて選ぶと、より一層コーディネートに統一感が出ます。

②柄

無地・・・どんなスーツとも相性が良く、TPOを選ばずに使い勝手の良いのが無地です。ネクタイの色味を生かしたいとき、柄物のスーツと合わせたいとき、さりげなくネクタイを取り入れたいときなどさまざまな場面で活躍してくれます。

ストライプ・・・ネクタイの定番柄であるストライプは、スタイリッシュでスマートな印象となります。ビジネスシーンでは、控えめなストライプ柄がおすすめ。細めの線や、色味の主張が強すぎないものを選びましょう。

ドット・・・こちらもネクタイの定番柄であり、女性らしさが引き立つ柄だといえます。ストライプ同様に、柄の選び方次第で派手な印象になってしまうため選び方に注意が必要です。ドットの大きさが小さめで、色味が控えめなものを選ぶのがおすすめです。

チェック・・・華やかでおしゃれな印象が強いチェック柄は、使われる色数が多いとカジュアル感が強くなってしまうため、ビジネスシーンに選ぶ場合には越智蔦色柄のものを選ぶようにしましょう。

小紋柄・・・花柄やひし形などの小さいサイズの柄が並んだものです。他の柄と比べて柄の印象が強いため、落ち着いた色味のネクタイとの相性が良いです。

ペイズリー柄・・・勾玉のようなデザインが特徴のペイズリー柄はクラシックな印象が特徴です。小紋柄同様に、柄のインパクトが強いため、あまり柄が大きいものや色味が強いものはビジネスシーンには向きません。

2,カジュアルシーン

カジュアルシーンでは、ビジネスシーンで着用可能な色柄のほか、より明るく派手な印象のカラーや、柄を選ぶことが可能です。原色カラーや大き目の柄など、カジュアルシーンでは制限が特にないため、自分の好みに合わせたネクタイを選ぶことができます。

レディーススーツとネクタイのバランス

続いては、レディーススーツにネクタイを合わせる場合のポイントをご紹介していきましょう。

1,パンツスタイルに合わせるのがおすすめ

レディーススーツの場合、ボトムスにはスカートもしくはパンツを選ぶことができます。ネクタイを合わせる場合には、パンツスタイルをおすすめします。スカートに合わせると、カジュアル感が出てしまう可能性があるため、パンツの方がよりきちんとネクタイを合わせたスタイルにすることができます。

2,女性用のネクタイを選ぶ

骨格が男性と比べて華奢である女性には、女性向けに作られた細いものや丈の短いデザインのネクタイがおすすめです。男性用のネクタイを使うことができないというわけではありませんが、締めた時のバランスがやや悪くなってしまいます。

長さが長すぎて、ジャケットの裾からはみ出したりしていると格好も悪いので、やはりネクタイを用意するのであれば女性用のものを選ぶようにしましょう。

3,試着はジャケットに合わせて

ネクタイを色柄だけを見て選ぶのはおすすめできません。実際に巻いた時にどのような丈であるか、ジャケットを羽織ったときにどのように見えるかといったバランスを確かめたうえで選ぶ必要があります。したがって、試着する際にはレディーススーツのジャケットを合わせたうえで確認しましょう。そうすることで、イメージと違ったという失敗がなくなります。

ネクタイの結び方とポイント

続いては、ネクタイの定番の結び方をいくつかご紹介していきましょう。

1,プレーンノット

プレーンノット

ネクタイの結び方で最も基本となるのがこちらのプレーンノットです。ちなみに、ノットとは結び目のことです。初めてネクタイに挑戦する人、どんな場面でも使える結び方を知りたいという人におすすめです。

①剣先が大きくなっている大剣を長く持って、小剣の下にクロスさせる。

②大剣を小剣に巻き付けて一周させる。

③大剣を更に半周させて証券の後ろ側に合わせる。

④ループ状になったところに大剣を上から通す。

⑤結び目を締めて形を整える。

2,セミウィンザーノット

セミウィンザーノット

こちらも、プレーンノット同様にどのようなシーンにも使いやすい定番の結び方です。

ワイドカラーのシャツとの相性が良くネクタイの印象を強調することができます。厚手のネクタイとの相性が良い結び方となっています。

結び目が正三角形のようになるのが特徴です。

①大剣を長くなるように持って、小剣の上にクロスさせる。

②クロスした大剣を前から後ろに持ってきて間に通す。

③反対側の大剣を上から通して②と同じ側に出す。

④持っている方の大剣を前から反対側に通す。

⑤反対側の大剣を首元のループに通す。

⑥結び目を締めて、形を整える。

3,ウィンザーノット

ウィンザーノット

ノットが大きいのが特徴であり、ワイドカラーやホリゾンタルカラーといった襟が大きくあいているシャツとの相性が抜群の結び方です。セミウィンザーノット以上にネクタイの存在感が引き立つ結び方となっています。

①ネクタイを首に巻き、大剣を長く、小剣を短く取って大剣を小剣の上にクロスさせる。

②クロスした部分を押さえて、大剣を上から通して前に持ってくる。

③大剣も前から後ろに持ってきて、小剣を反対側に持ってくる。

④反対側も、大剣を後ろから前に通す。

⑤ループになった部分から大剣を上から通す。

⑥結び目を締めて、形を整える。

4,ダブルノット

ダブルノット1

プレーンノットの結び目が二重になったダブルノットは、結び目に厚みがあるのが特徴です。長いネクタイや薄手のネクタイに適した結び方です。

結び目に厚みがある分、仕上げにきれいに整えるのがコツとなります。

①剣先が大きくなっている大剣を長く持って、小剣の下にクロスさせる。

②大剣を小剣に巻き付けて二周させる。

③大剣を更に半周させて証券の後ろ側に合わせる。

④ループ状になったところに大剣を上から通す。

⑤結び目を締めて形を整える。

ネクタイを使ったレディースファッションのアイデア

続いては、ネクタイを取り入れたレディースファッションの着こなし方についてご紹介していきます。

1,メンズライクな着こなし

男性のスーツスタイルの定番であるネクタイを取り入れるのであれば、メンズスーツの様に格好良く着こなすのがおすすめです。

スーツとネクタイを同系色でまとめて落ち着いた上品な着こなしや、柄物のネクタイとあわせてお洒落に着こなすなど、メンズスーツとネクタイの組み合わせを意識したコーディネートにすれば間違いありません。

2,女性らしさをプラス

メンズアイテムの定番であるネクタイを、女性らしく取り入れるのであれば色やデザインにこだわりましょう。

赤系やピンク系のネクタイを選べば、華やかな印象となります。また、先にご紹介した長さが短めのものや細めのデザインの女性用ネクタイであれば、よりバランスよく取り入れることができます。

3,カジュアルシーンであればより選択肢の幅が広がる

私服に合わせてネクタイを選ぶ場合であれば、色柄のほかデザインの幅も広がります。

たとえば蝶ネクタイは、かわいらしく首元にしっかりとワンポイントアクセントを添えてくれます。ネイビーやベージュの落ち着いた色のものから、赤やブルーのインパクトのある色までファッションに合わせて選ぶことができます。

ネクタイは襟付きシャツに合わせるのが基本ですが、その上に合わせるのはジャケットのほかカーディガンやベストなどカジュアルスタイルでは選択肢が広がります。

また、パンツのほかにもスカートやワンピースとの組み合わせも可能であることからより自分らしいコーディネートを考えることができるでしょう。

以上、女性のコーディネートにネクタイを取り入れる場合のポイントやおすすめのコーディネートなどについてご紹介してきましたがいかがだったでしょうか?ネクタイは首元を華やかにし、ファッションのワンポイントアクセントとなるおしゃれアイテムです。女性の場合も、TPOやコーディネートに合わせて選ぶことで、コーディネートに華を添えることができます。

ネクタイはおしゃれアイテムである一方で、結び目がずれていたり緩んでいたりすると、かえってだらしない印象になってしまいます。いくつか結び方をご紹介しましたが、ネクタイ初心者であればまずはプレーンノットの結び方をマスターして、きちんと結ぶことがネクタイを上手に使いこなすコツとなります。

今回の話を聞いてネクタイに興味を持った方は是非、コーディネートに取り入れてみてください。これから購入するのであれば、女性向けのネクタイを選ぶことでよりバランスよくネクタイスタイルを完成することができるでしょう。

穂谷 優之