オーダースーツの洗濯は大丈夫?ウォッシャブルスーツの特徴や自宅でスーツを水洗いする方法を検証 – オーダースーツSADAのアイキャッチ画像
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オーダースーツの洗濯は大丈夫?ウォッシャブルスーツの特徴や自宅でスーツを水洗いする方法を検証 – オーダースーツSADA

「スーツを自宅で洗っても大丈夫?」「ウォッシャブルスーツと普通のスーツは何が違うの?」と気になる方も多いのではないでしょうか。

ウォッシャブルスーツは家庭で手軽に洗える便利さが魅力ですが、洗い方を間違えると型崩れや縮みの原因になることもあります。この記事では、ウォッシャブルスーツの特徴やメリット・デメリット、自宅で洗濯する方法、長持ちさせるコツまで分かりやすく解説します。

ウォッシャブルスーツとは?

ウォッシャブルスーツとは、クリーニングに出さなくても家庭用洗濯機で洗えるスーツのことです。主にポリエステルやウールブレンドなど、洗濯に強い素材が使用されています。

自宅で洗えるか迷った場合は、必ず洗濯表示を確認しましょう。桶にバツが付いたマークは「家庭洗濯禁止」を意味するため、その場合は無理に水洗いせずクリーニングを利用するのが安心です。

ここからは、ウォッシャブルスーツの特徴や、一般的なスーツとの違いについて解説します。

ウォッシャブルスーツの特徴

ウォッシャブルスーツの特徴としてまず挙げられるのは、家庭でも洗濯できる耐久性の高さです。ウォッシャブルスーツは縫い目がしっかりしているため、家庭用洗濯機で洗っても生地がほつれにくいです。

また、シワになりにくい素材を使うことで縮みにくく、型崩れも起こりにくい仕様になっています。気軽に洗えることから、ビジネスシーンだけでなくプライベートでも重宝するアイテムです。

クリーニングに出す必要がないため、メンテナンスのコストを抑えられることも魅力の一つです。

ウォッシャブルスーツと普通のスーツの違い

ウォッシャブルスーツと普通のスーツは、使用している素材が大きく異なります。

一般的なスーツでは、ウールやリネン、シルクといった天然素材を使用していることが多いです。対して、ウォッシャブルスーツで主に使われているのはポリエステルなどの合成繊維やウールブレンドの生地です。

ウールなどの天然素材は繊細で縮みやすいため、家庭での洗濯には向いていません。一方、ウォッシャブルスーツで使われている合成繊維は耐久性が高く、洗濯後も本来のシルエットを維持しやすいのです。

ウォッシャブルスーツのメリット

自宅で洗濯できるウォッシャブルスーツには以下のようなメリットがあります。

  • 費用が抑えられる
  • すぐに洗って使える
  • 取りに行く必要がない

ここでは、それぞれのメリットについて解説します。

費用が抑えられる

スーツを自宅で洗えるようになれば、メンテナンスの費用を抑えることができます。 スーツを自宅で洗う場合にかかる費用としては、電気代や水道代、洗剤代などが考えられます。1回の洗濯にかかる費用は100円もかからない程度でしょう。 

対して、スーツをクリーニングに出す場合の費用相場は1,000~2,000円程度です。 スーツのクリーニングは、夏場は2週間に1回、冬場は1シーズンに1回行うのが目安とされています。

1年間に何度かクリーニングに出すと考えると、ウォッシャブルスーツは年間数千円以上のコストを節約できることになります。

すぐに洗って使える

ウォッシャブルスーツの場合、自宅で洗って乾かしたらすぐに着ることができます。 型崩れしにくい設計になっており、洗濯後も美しいシルエットが維持されやすいです。

一方、通常のスーツが汚れたときはクリーニングに出さなくてはなりません。クリーニングは受け取りまでに1~2日かかることが多いため、ウォッシャブルスーツのようにすぐ着るのは難しいです。

「汚れを落として明日も同じスーツを着たい」といった場面では、ウォッシャブルスーツが本領を発揮してくれるでしょう。

取りに行かなくていい

ウォッシャブルスーツは自宅で洗えるため、クリーニング店に持ち込む手間がかかりません。また、仕上がったスーツを受け取るために再び店舗へ足を運ぶ必要もありません。

何かと忙しい現代人にとって、時間を割いて何度もクリーニング店に行くのは意外と面倒です。自宅で洗濯が完結し、クリーニング店と家を往復する手間が省けることもウォッシャブルスーツの大きなメリットだといえます。

ウォッシャブルスーツのデメリット

ウォッシャブルスーツには、通常のスーツに比べて以下のようなデメリットがあります。

  • 生地の上質感が劣る場合がある
  • フィット感やデザインの自由度が低い
  • 生地の風合いが変化しやすい
  • 着心地が天然素材に劣る場合がある

それぞれのメリット・デメリットを比較し、自分のニーズに合ったスーツを選ぶことが重要です。ここからは、ウォッシャブルスーツのデメリットについて解説します。

生地の上質感が劣る場合がある

ウォッシャブルスーツでは耐久性や耐水性を重視しており、天然素材よりも合成繊維を多く使用しています。そのため、ウールなどの生地で仕立てられたスーツに比べて、生地の上質感で劣る場合があります。

生地が安っぽく見えることがあるため、ウォッシャブルスーツはビジネス上の重要な場面での着用には向きません。大事な商談の際は高級スーツ、ラフなオフィスワークの際はウォッシャブルスーツといったように、場面に応じて使い分けるのがおすすめです。

ポリエステル生地は表面にやや光沢があり、ハリが強くシワになりにくいのが特徴です。ウールブレンドには自然な光沢と柔らかなドレープ感があり、見た目が上品な印象になります。スーツらしい高級感を演出したい場合は、ウールブレンドのウォッシャブルスーツを選ぶとよいでしょう。

フィット感やデザインの自由度が低い

ウォッシャブルスーツは安価に購入できる反面、大量生産されるケースが多いです。そのため、フィット感やデザインの自由度が低いことはデメリットの一つといえます。

細かなサイズ調整やデザインカスタマイズを求める場合は、通常のスーツを選ぶのが無難です。特に、オーダースーツはジャストフィットで仕立てられ、細かなディテールも好きなように決められるため、こだわりの強い方は検討すると良いでしょう。

生地本来の風合いを保つためのケア

ウォッシャブルスーツは自宅で気軽に洗えるのが魅力ですが、頻繁な洗濯はおすすめできません。高い頻度でウォッシャブルスーツを洗濯すると、本来の質感や仕立ての雰囲気が損なわれる恐れがあります。

スーツに過度なダメージを与えないためにも、ウォッシャブルスーツの洗濯は月に1~2回程度に留めておくのが賢明です。

また、生地本来の風合いを保つためには、洗濯頻度を抑えるだけでなく、日々のお手入れも重要です。

スーツのお手入れには、やわらかさと弾力性があり静電気が起きにくい「馬毛ブラシ」の使用がおすすめです。ホコリや汚れをやさしく落とし、生地を良い状態に保てます。

保管時はポケットの中身をすべて取り出し、型崩れを防ぎましょう。風通しの良い場所でスーツ専用ハンガーに掛け、生地をしっかり休ませることが大切です。

着心地が天然素材に劣る場合がある

スーツの素材は見た目の上質感だけでなく、着心地にも大きな影響を与えます。ウォッシャブルスーツの着心地は、天然素材を使用したスーツに劣る場合もあるので注意が必要です。

ウォッシャブルスーツの仕立てでは洗濯に耐える加工や素材の組み合わせが求められるため、通気性や軽さに欠けることもあります。着心地の良さを重視する場合は、天然素材を使用した通常のスーツを着るのがおすすめです。

スーツを自宅で洗濯する場合は、洗濯表示の確認が重要です。 スーツやスーツの素材によって、可能な洗濯方法が変わるのでチェックしましょう。

参考:消費者庁洗濯表示

スーツは基本的に乾燥機・漂白剤の使用はできないので、洗濯方法をチェックすればOKです。 洗濯方法を間違えると、スーツの縮み、型崩れ、しわなどが発生してしまいます。 洗濯機OKなのか、手洗いのみ対応なのか、そもそも水洗い不可なのか確認し、適切な方法で洗濯しましょう。

ウォッシャブルスーツを洗濯する前に確認するポイント

ウォッシャブルスーツの洗濯前に確認しておきたいポイントは以下の3つです。

  • 色落ちの危険性がないか
  • ほつれや穴・傷はないか
  • ポケットの中は空か

これらのポイントを事前に確認しないと、洗濯でスーツを台無しにしてしまう恐れがあります。ここからは、それぞれのチェックポイントについて解説します。

色落ちの危険性がないか

色落ちしやすいスーツは自宅で洗わないようにしましょう。 色落ちがしやすいかどうかは以下の手順でチェックできます。

1.ズボンの裏側など、色が落ちても見えない場所に洗剤の原液を少しつける

2.約5~10分ほど放置する

3.ティッシュや乾いた布で拭いてみる

4.スーツの色が映っているか確認する

この手順でティッシュ・布に色がつくようなら、自宅では洗濯すべきではありません。 色落ちしないよう、洗濯のプロであるクリーニング店に依頼しましょう。

ほつれや穴・傷はないか

ほつれや穴・傷があるスーツをそのまま洗濯すると、そこからスーツが着られないレベルまで破損することがあります。 スーツの裏面まで含め、しっかり確認しましょう。 ほつれ・穴・傷を発見した場合は、他の服と一緒にせずにネットで洗ってください。 単独でネットを使って洗うことで、破損のリスクを最小限に抑えることができます。

ポケットの中は空か

ポケットにボールペンなどが入っていると、取り返しのつかない汚れが付く可能性があります。 ポケットの中はしっかり空であることを確認しましょう。 ハンカチ程度なら間違って入っていてもなんとかなりますが、ティッシュなどはバラバラになりスーツ全体に付着し、処理が非常に厄介です。

もう一つ忘れがちなのがボールペンですが、スーツの内側でインク漏れを起こしてスーツに真っ黒・真っ赤なシミができてしまう可能性があります。 程度によってはエタノールなどを使って自分でも染み抜きが可能です。 ですが、ほとんどのケースでクリーニングでの染み抜きを依頼することになります。 ポケットの中はしっかり確認し、特にボールペンのようなインク物は絶対に洗濯しないようにしましょう。

ウォッシャブルスーツを自宅の洗濯機で洗う方法

ウォッシャブルスーツを洗濯機で洗うときは、通常の衣服と異なる点に注意する必要があります。ウォッシャブルスーツを自宅で洗う際の注意点は以下の3つです。

  • ネットに入れる
  • やさしく洗うコースを使う
  • 脱水は使わずタオルで水分を取る

ここからは、それぞれのポイントについて解説します。

ネットに入れる

ほつれや傷・穴がないスーツでも、ネットに入れた方が安全に洗濯できます。 ネットを使わず洗うことは、ボタンやファスナーの破損の原因です。 ボタン・ファスナーは全部閉じた状態で、なるべくジャストサイズのネットに入れて洗濯しましょう。

やさしく洗うコースを使う

通常の洗濯コースではなく、やさしく洗えるコースで洗濯しましょう。 通常の洗濯コースで洗濯すると、生地の傷みやしわの原因となることがあります。 「手洗いコース」のようなやさしく洗えるコースがある洗濯機の場合はそちらを使ってください。 逆に言えば、このようなコースのない洗濯機での洗濯はあまりおすすめしません。 洗濯機OKであっても手洗いすることをおすすめします。

脱水は使わずタオルで水分を取る

洗濯機での脱水は、生地を傷めたりしわの原因になったりするほか、ボタンの破損の原因にもなります。 乾いたバスタオルを何枚か使って、スーツから水分を取っていくのが安全な方法です。 タオルを使う場合も、こすらないようにやさしく包んだり押し当てたりして水分を取りましょう。

使用する洗剤に注意

生地によっては弱アルカリ性のものや柔軟剤を含む洗剤が使えないこともあります。洗濯表示等をよく確認してから、洗濯するようにしてください。

スーツを手洗いで洗う方法

スーツに洗濯機NGの洗濯表示がある場合は手洗いまたはクリーニングが原則です。 手洗いをする場合は以下の手順で行いましょう。

  1. 水の入った洗濯桶に適量の洗剤を溶かし、スーツを浸す
  2. やさしく全体を押し洗いしていく
  3. 全体をしっかり洗ったら、水を何度か入れ替えながらすすぐ
  4. 水が泡立たなくなったらある程度水分を押し出す
  5. タオルを押し当てて水分をとる
  6. 形を整えてすぐ干す

洗剤を溶かしすぎると色落ちの原因になるので注意が必要です。 また、洗濯機洗いの後と同様、タオルはやさしく当てて水分を取るようにしましょう。洗う前に、どこを重点的に洗いたいのか(どこがとくに汚れているのか)確認しましょう。

スーツの洗濯後の干し方にも気をつけよう

スーツを洗濯した後の干し方も重要です。 しわや臭いが発生しないよう以下の3つのポイントの実践をおすすめします。

  • 専用のハンガーを使う
  • 袖口やズボンの裾にタオルを入れる
  • 風通しを良くする

それぞれのポイントについて解説します。

専用のハンガーを使う

スーツを干す場合は、肩回りから形の崩れないスーツ専用ハンガーを使うことをおすすめします。 洗濯後は水分が多いため、気を付けないと特にしわが付きやすいです。 肩回りが崩れるとスーツ全体にしわがついてしまいます。 基本的にはスーツ用ハンガーを使用してください。 万が一ない場合は普通のハンガーにタオルを巻いて首から肩までを厚くして対応しましょう。

袖口やズボンの裾にタオルを入れる

袖口やズボンの裾にタオルを入れることで、しわの軽減と臭いの防止効果があります。 タオルを入れることでスーツの風の通りがよくなり乾燥が早くなります。 水分も吸い取ってくれるので一石二鳥です。 ただし、ある程度乾いたらタオルは取りましょう。 入れたままにしておくと袖口・裾だけタオルの湿気で臭くなってしまいます。

風通しを良くする

濡れたスーツがなかなか乾かないと臭いが発生します。 風通しのいいところで干すようにしましょう。 かといって日当たりのいい場所に干すと色落ちすることがあるので注意が必要です。 風通しのいい場所で干せない!という方は、扇風機を使いましょう。 扇風機はリスクなくスーツを乾かせる便利なアイテムです。活用してみましょう。

洗えるオーダースーツの見分け方

オーダースーツが家庭で洗えるかどうかを見分けるには、まず洗濯表示タグを確認することが重要です。

洗濯表示では、桶のマークに注目しましょう。桶に数字が記載されている場合は、その温度を上限として家庭用洗濯機で洗えることを意味します。桶に手のマークがある場合は手洗いが可能、桶にバツが付いている場合は「家庭洗濯不可」を示すため、自宅での水洗いは避けてください。

次に確認したいのが素材です。ポリエステル55%・ウール45%のように、ポリエステルなどの合成繊維が含まれているスーツは、水に強く型崩れしにくいため、家庭洗濯に対応しているケースが多いでしょう。一方で、ウール100%やカシミヤなどの天然素材は水に弱く、家庭洗濯には向いていません。

さらに、外見から判断できるポイントもあります。例えば以下のような特徴があれば、洗える仕様の可能性が高いです。

  • 生地にハリがあり、シワになりにくい
  • 軽くてやや伸縮性がある(ストレッチ性がある)
  • 縫い目がしっかりしており、ほつれにくい作り
  • 裏地や芯地が水洗いに対応した簡易仕様になっている

このように、洗濯表示タグ・素材構成・スーツの作りを総合的に確認することで、家庭で洗えるオーダースーツかどうかを見分けられます。

手洗いに適したオーダースーツの素材とは

手洗いに適したスーツの素材は、ポリエステルやウールブレンドなど、水に濡れても縮みにくい耐久性に優れた素材です。手洗いに向かない素材としては、100%ウールやカシミヤ、シルクなどの天然素材が挙げられます。

手洗いに適したスーツの素材を見極めるときは、ポリエステルが含まれるか、洗ってもシワになりにくいか、型崩れに強いかといった点を確認しましょう。

水温と洗剤の適切な選び方

ウォッシャブルスーツを洗う際は、水温と洗剤の選び方が仕上がりを大きく左右します。

まず水温は、30℃以下の冷水または微温湯を使用するのが基本です。高温の水は繊維を収縮させやすく、ウール混素材では縮みや型崩れの原因になります。また、色落ちや芯地の劣化も引き起こしやすいため、低温でやさしく洗うことが大切です。

洗剤は、生地へのダメージを抑えられる「おしゃれ着用の中性洗剤」や「ウール用洗剤」を選びましょう。これらは洗浄力が穏やかで、風合いや形状を保ちながら汚れを落とせるのが特徴です。

一方で、漂白剤は変色や生地の傷みにつながるため、基本的に使用できません。柔軟剤についても必須ではありませんが、使用する場合は少量にとどめることで、生地の風合いを損なわずに仕上げられます。

直射日光を避けて色あせを防ぐ方法

洗ったスーツは、干し方によって仕上がりや寿命が大きく変わります。特に重要なのが、直射日光を避けた「陰干し」です。

屋外で干すと紫外線の影響で色あせや生地の劣化が起こりやすいため、室内の風通しの良い場所で乾かすことが基本となります。湿気がこもるとニオイやカビの原因になるため、空気の流れを意識することが大切です。

  1. 色あせやニオイを防ぐための干し方のコツは以下の通りです。
  2. スーツを裏返して干し、表面への紫外線ダメージを防ぐ
  3. 部屋干し用の消臭剤を活用し、ニオイの発生を抑える
  4. 扇風機やサーキュレーターを使い、風を当てて乾燥を早める
  5. スーツ専用ハンガーを使い、型崩れを防ぎながら干す

これらを意識することで、スーツの色合いや風合いを保ちながら、清潔に仕上げられます。


スーツをアイロンがけするときのポイント

スーツは完全に乾ききる前にアイロンをしてしまうのがおすすめです。 若干水分を含んでいた方がきれいにしわが伸び、殺菌効果もあります。また、スチーム機能を使用するのもおすすめです。 アイロンをかける際は以下の3つのポイントに気を付けましょう。

  • 当て布をする
  • ラインを崩さない
  • 素材ごとに温度を変える

それぞれのポイントについて解説します。

当て布をする

当て布をすることでスーツの生地を傷めるリスクがなくなります。 当て布は通気性のいい綿素材がおすすめです。 直接アイロンを当てると熱で生地が傷んだり、アイロンが引っかかって傷がついたりする可能性があります。 これを避けるために、当て布を使ってアイロンをかけましょう。

ラインを崩さない

スーツにはラインや折り目の部分があるので、そこを潰さないようにアイロンをかけましょう。 折り目はしっかりとつけたくなりますが、折り目をつけすぎるとスーツ全体のシルエットが悪くなってしまいます。 全体的にやさしくアイロンがけをしていきましょう。

素材ごとに温度を変える

スーツの素材によりアイロンの温度を変えましょう。 素材によって耐えられる温度が変わります。 主なスーツの素材の適切なアイロン温度は以下の通りです。

  • ナイロン・アクリル:110~130℃
  • ウール:140~160℃
  • 麻・綿:180℃~200℃

これ以外のものも洗濯表示に適切な温度が書いてあるため、確認の上アイロンがけをしましょう。

スーツを長持ちさせるためにするといいこと

スーツを長持ちさせるためには、以下の3つのポイントを気をつけましょう。

  • 洗濯・クリーニングをし過ぎない
  • 最低でも3回着たら1回ブラッシングをする
  • 常にスーツ専用ハンガーにかける

それぞれ、解説していきます。

洗濯・クリーニングをし過ぎない

洗濯、クリーニングのし過ぎは色落ちや生地の劣化につながります。 1シーズン1回を基本にし、それ以外は汚れてしまった時だけにとどめましょう。 自分で洗濯をする際にも、しっかりポイントを押さえて生地を傷つけないようにしてください。ただし、汗をかきやすい夏は、状況に応じて目安として2週間に1回程度までならクリーニングに出してもよいでしょう。清潔な状態を保ちましょう。また、クリーニングは必ず上下セットで出すようにしましょう。

最低でも3回着たら1回ブラッシングをする

スーツはできれば着るたび、最低でも3回着たら1回はブラッシングをしましょう。 普段着ているときにならないかもしれませんが、スーツには小さなホコリやカビ・虫食いの原因が付着しています。 ブラッシングをすることで、これらを落とすことが可能です。 毎日は大変かもしれませんが、最低でも3回着たら1回のブラッシングは必要です。 特にウール素材のスーツは虫食いもされやすいため、高頻度での正しいブラッシングをおすすめします。

スーツのブラッシングには、馬毛や豚毛などの天然毛ブラシがおすすめです。特に馬毛はやわらかく、生地を傷めにくいため日常使いに適しています。

ブラッシングは、まず毛並みに逆らってホコリを浮かせ、その後毛並みにそって整えるのが基本です。襟裏や肩回りは汚れがたまりやすいため、丁寧に行いましょう。

常にスーツ専用ハンガーにかける

スーツは着終わったらすぐにスーツ専用ハンガーにかけましょう。 普通のハンガーにかけると、形が崩れやすくしわや生地の劣化を起こします。 スーツは必ずスーツ専用ハンガーを使って管理してくださいね。間違っても他の衣類と同じ様にたたみ、収納するのはやめてください。

洗濯やクリーニングでスーツが縮むか?

洗濯してスーツが縮むことはあるのか?

スーツの洗濯は基本的にNG

前述の通り、スーツを自宅で洗濯できるかは洗濯表示を見ればわかります。ウォッシャブルスーツでない限り、自宅で水洗いすると縮みます。ウールのセーターを水洗いすると縮むのを想像すると分かりやすいと思います。

ウールが縮む理由

ウールの繊維の表面はうろこ状になっており、水を含むとこのウロコが開きます。ウロコが開くだけなら問題ありませんが、この状態で何らかの負荷がかかると、繊維同士(開いたウロコ同士)が絡まってしまうのです。一度絡まるとウールは縮み、フェルト状になってしまいます。

クリーニングに出してスーツが縮むことはあるのか?

1.アイロンのかけ方

クリーニングに出すと必ずアイロンがけをしてくれます。しかし、クリーニング屋によってアイロンの仕上げ品質はさまざま。あまり数は多くありませんが、中にはアイロンがけがあまりうまくないクリーニング屋もあるようです。

アイロンがけがうまくないとスーツの立体的な構造が崩れてしまい、着心地が悪くなることで「スーツが縮んだ」と勘違いしてしまうことがあります。しかし、これは実際に縮んだわけではないため、(別の)クリーニング屋で再度クリーニングとアイロンがけをしてもらえば、もとに戻ることがあります。

はじめに着たときは驚くかもしれませんが、それほど気にする必要はありません。

2.ドライクリーニング

一般的にクリーニングというとドライクリーニングのことを指します。通常、自宅で洗濯するときには水と洗剤を使用しますが、ドライクリーニングではこれらを使用しません。その代わり、石油系の有機溶剤を使用するという特徴があります(水を使用しないため「ドライ」クリーニング)。スーツが縮むということは、スーツに使用されている素材が縮むということ。縮む素材はウールやカシミアなどの天然素材で、縮む原因は水なのです。つまり、水を使用しないドライクリーニングでは基本的にスーツは縮みません。クリーニング屋(ドライクリーニング)ごとに仕上げ品質の差はあるかもしれませんが、基本的にスーツは縮みにくい(縮まない)ため、ドライクリーニングそのものに対しては心配いりません。

3.ウェットクリーニング

クリーニング屋の中にはウェットクリーニングに対応しているお店もあります。一般的によくあるドライクリーニングの洗浄力はウェットクリーニングより低いもの。ドライクリーニングで落とせるのは、付着してからそれほど時間の経っていない油汚れやホコリのみなのです。そのため、食べ物の汚れや付着してから時間の経った汚れなど、しつこい汚れを落とすためにはウェットクリーニングを活用する場合もあります。

しかし、一般的にウールなどの天然素材は水に弱いもの。そのため、スーツをウェットクリーニングするには特殊な技術がいるそうです。そして、その技術はクリーニング屋によってさまざま。つまり、ウェットクリーニングに出して失敗した場合に、大きくスーツが縮むことがあります。

スーツは基本的にクリーニングに出す

スーツは基本的にクリーニングに出すようにしましょう。クリーニング屋は洗濯のプロです。仮にウォッシャブルスーツであっても、自宅よりキレイに洗濯できて、自分よりキレイにスラックスのプレスラインを付けられるのは間違いありません。大切なスーツだからこそ、必要なコストをかけてメンテナンスしたいものですよね。大切なスーツを自宅で洗うには気を遣うことも多いため洗濯のプロに任せて、空いた時間であなたにしかできないことをするほうが、時間の節約になるかもしれません。

中には1円でもクリーニング代を節約したくてウォッシャブルスーツを選ぶ方もいるかもしれません。また、今日洗濯して明日着るためにウォッシャブルスーツを選ぶ方もいるでしょう。

しかし、ウォッシャブルスーツはすべてのスーツに設定があるわけでなく、ごく一部のスーツのみに展開されているもの。中にはウォッシャブルスーツそのものの取扱いのないお店やブランドもあります。

スーツを着る目的は、ビジネスで関わる人からの信頼を得るためであり、決して洗濯代を節約するためではありません。ウォッシャブルスーツにこだわってスーツの選択の幅を狭めるのは非常に残念なことです。スーツを着る目的ももう一度考え、物事を本質的に捉えるようにしましょう。

スーツは1日着たら1日〜2日は休ませるのが理想です。つまり、1週間に5日働くとするとスーツは最低でも2着、理想をいうなら3着必要なのです。このような基本を守っていれば、今日着たスーツを洗濯して明日着なければならないという事態も避けられるでしょう。

それでも長い会社員人生を送っていると、出張先などでスーツを汚してしまったなど、緊急事態に遭遇することもあります。そのようなときのために、スーツをもう1着持っていくことも考えたほうがよいかもしれません。出張グッズとしてスーツをハンガーにかけたまま簡単に持ち運べるバッグなども販売されています。

クリーニングに適したオーダースーツの種類

ウール100%や高級素材(カシミヤ、モヘアなど)を使用したスーツは水に弱く、家庭での洗濯で型が崩れたり、縮んだりする恐れがあります。クリーニングに出すのが適したスーツの種類もあるので気を付けましょう。

また、スーツに使われている芯地や裏地の素材によってもクリーニング適性が変わります。例えば、水や摩擦に弱いキュプラが裏地に使われている場合、家庭洗濯で劣化してしまう可能性が高いため、クリーニングに出すのが賢明です。

信頼できるスーツ専門クリーニング店の選び方

スーツをクリーニングに出す際は、スーツ素材に関する知識が豊富で、専用のプレス設備を備えている店舗を選ぶことが重要です。クリーニング店には、ウールやシルクなどの素材の特性を理解し、適切な洗浄方法を判断する知識や技術が求められます。店舗を選ぶ際は「素材に合わせた洗浄方法」「シミ抜きや汗抜きの対応方法」「プレス仕上げの方法」などを確認しておくと安心です。

クリーニングに出す頻度の目安

スーツをクリーニングに出す頻度は、季節ごとに異なります。汗をかきやすい夏は2週間に1回、冬は1シーズンに1回程度が目安です。スーツの着用頻度が高い方や汗をかきやすい方は、通常より高頻度でのクリーニングが必要になるでしょう。

クリーニング前の自宅でのケア方法

クリーニングに出す前は、軽い汚れを自宅でケアしておくことが大切です。ホコリや表面の汚れはブラッシングで落とせる場合が多く、部分的な汚れは濡らした布で軽く叩くように拭き取ると効果的です。

また、クリーニング前には以下の準備を行いましょう。

  1. ポケットの中身をすべて取り出す
  2. ボタンの緩みや破損がないか確認する
  3. シミや頑固な汚れの場所をチェックしておく
  4. ほつれや傷がないか全体を確認する

事前に状態を把握しておくことで、クリーニング店に適切な処置を依頼でき、仕上がりの満足度も高まります。

オーダースーツSADA」とは?

「オーダースーツSADA」は、これまでに累計500万着以上のスーツを仕立てているオーダースーツブランドです。 「オーダースーツSADA」のオーダースーツは、初回19,800円(税込21,780円)から(※2025年9月現在)の圧倒的な低価格でスーツを製作いたします。 

仕立てたスーツは無償で1か月間、寸法の調整もできますのでご安心ください。 スーツの洗濯やメンテナンスの方法について、豊富な知識を備えた専門スタッフが丁寧にご案内します。 心配事や疑問点など、気にせず何度もスタッフにお申しつけください。 ぜひ、ご来店予約をお待ちしております。

ウォッシャブルスーツの洗濯とお手入れのポイントまとめ


ウォッシャブルスーツは、自宅で洗えて手入れの負担やクリーニング代を抑えやすい便利なスーツです。一方で、生地の風合いや着心地、見た目の上質感では通常のスーツに劣る場合もあるため、用途に応じた選び分けが大切です。洗濯する際は必ず洗濯表示を確認し、ネットの使用ややさしい洗い方、陰干しなど基本のポイントを守りましょう。

大切なスーツを長く美しく着るためには、日々のブラッシングや適切な保管、必要に応じたクリーニングも欠かせません。自分に合ったお手入れ方法を知り、快適にスーツを着こなしましょう。

自宅で洗える「ウォッシャブルスーツ」は、クリーニング不要で手軽にメンテナンスできる利便性から注目を集めています。
ポリエステルなどの合成繊維を使用し、シワや型崩れに強く、家庭の洗濯機でも扱いやすいのが特徴です。費用を抑え、汚れてもすぐ洗って再着用できる一方で、生地の上質感や着心地、フィット感では通常のスーツに劣る点もあります。購入時には色落ちや傷の有無、ポケットの中身を事前にチェックし、洗濯時はネット使用・やさしいコース・脱水回避などのポイントを守ることが大切です。干す際は風通しの良い場所で、スーツ用ハンガーを使って形を整えましょう。アイロンがけでは当て布を使い、生地に合った温度設定で丁寧に仕上げるのがコツです。便利な一方で、重要な商談などには通常の上質なスーツを選び、シーンによって使い分けることが理想です。
オーダースーツSADAでは、初回19,800円(税込21,780円)からオーダーメイドのスーツを仕立てられます。スーツに関する疑問は専門スタッフによる丁寧な説明も受けられます。
上質なオーダースーツをお手軽な価格で揃えたい方はぜひ一度相談してみてはいかがでしょうか。

編集/湯浦 孝恵