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礼服と喪服の違いとは?種類・選び方・冠婚葬祭シーン別マナー完全解説

冠婚葬祭の場において、フォーマルスーツは欠かせない存在です。しかし「礼服と喪服は違う?」「結婚式とお葬式には、それぞれ違うスーツを着なくてはいけない?」「ブラックフォーマルとブラックスーツは同じ?」といった悩みを持ったことはありませんか?慶弔の場で周囲に不快感を与えないためには、前もって礼服と喪服の違いや正しい着こなし方を理解しておくことが大切です。そこで今回は、フォーマルスーツ、礼服、喪服などの定義や違いを改めて確認した上で、冠婚葬祭の各場面で着るべきスーツについて詳しく解説します。冠婚葬祭の場に適切な服装で出席しましょう。

冠婚葬祭とは?冠婚葬祭用スーツはどのようなもの?

冠婚葬祭とは?冠婚葬祭用スーツはどのようなもの?

まずは冠婚葬祭とは具体的にどのような機会を指すのかを解説します。その上で、メンズの冠婚葬祭用スーツの特徴を紹介します。

冠婚葬祭とは?

冠婚葬祭は、人生の重要な節目を祝う、あるいは悼む儀式の総称です。伝統的には「元服」「婚礼」「葬儀」「祖先の祭礼」という4つの儀式を指しますが、現代では人生全般に関わる行事を広く含みます。

「冠」は成人式や七五三、還暦、入学式や卒業式などライフステージの変化における祝いを、「婚」は結婚式や披露宴などを表します。「葬」は、お別れの儀式である葬式やお通夜、法事などのことです。「祭」は先祖を敬う行事全般です。正月やお盆、法事などが「祭」に当たりますが、各家庭の事情により実施されない行事もあります。

冠婚葬祭に最適なスーツは?

スーツには、ビジネスシーンで着用するものとは別に、冠婚葬祭専用に着用するものがあります。本来なら、結婚式や葬式、法事、成人式、七五三など、それぞれの冠婚葬祭に合わせたスーツを選ぶことで、その場への敬意を表せます。

ただし、男性の場合でいえば、「冠婚葬祭用のブラックスーツ」は慶弔を問わず多くの冠婚葬祭で活用できる便利な存在です。ネクタイや装飾品を工夫することで、結婚式や葬儀などさまざまな行事に対応できるためです。

特に、スーツを頻繁に着用しない人の場合は、冠婚葬祭用のブラックスーツを冠婚葬祭用として一着用意しておくと、急な行事にも慌てずに済むでしょう。
なお、冠婚葬祭用のブラックスーツは「フォーマルスーツ」「セレモニースーツ」「ブラックフォーマル」などと呼ばれる場合もあります。

喪服と礼服は兼用可能?

「冠婚葬祭用のブラックスーツ(慶弔両用フォーマル)」であれば、結婚式とお葬式の両方に兼用可能です。

ただし、「お葬式専用」として売られている光沢のない漆黒の喪服を、結婚式などの華やかな慶事に入学式や結婚式に着ていくのは避けるのが無難です。マナー違反とまではいえなくとも、お葬式を連想させ周囲に暗い印象を与えてしまうことがあるためです。そのため、一着で兼用することを前提にするなら、慶弔どちらにも対応できる「フォーマル用のブラックスーツ」を選ぶようにしましょう。

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フォーマルスーツは冠婚葬祭や式典で着る格式高い装いのことです。男女ともに格式に応じて適切な装いがあり、着用のルールやマナーがあります。自信を持ってフォーマルスーツを着こなすために、しっかりと基本を覚えましょう。

礼服と喪服の違いとは?

礼服と喪服の違いは?

冠婚葬祭の必需品である礼服と喪服の違いについて解説します。よく迷われがちな、ブラックスーツと喪服の違いや、ブラックスーツとフォーマルスーツの違いも押さえておきましょう。

礼服と喪服の違い

フォーマルな場面で着用される衣服には、礼服と喪服という区分があります。

礼服は冠婚葬祭全般に対応可能なフォーマルウェアの総称であり、慶事から弔事まで幅広く含まれます。一方、喪服は特に「葬」の行事に特化した、弔事専用の礼服です。

ここで注意したいのが生地の質感です。一般的なビジネス用のブラックスーツには光沢や艶がありますが、弔事用の喪服(ブラックフォーマル)には、より濃く深みのある黒(漆黒)で、光沢を完全に抑えた特殊な生地が採用されています。そのため、お葬式や法事の場に光沢のあるビジネススーツで参列するのは不適切となる場合があります。

ブラックスーツと喪服の違い

ブラックスーツは二種類に分けられます。

  • 冠婚葬祭用のブラックスーツ(喪服もこちらに含まれる)
  • ビジネスシーンで使える一般的なブラックスーツ

喪服の場合は主にウール100%など光沢を抑えた生地を使用するのに対し、ビジネスシーンで使える一般的なブラックスーツの生地には、光沢や艶感のあるものが使われます。

素材の違いは色合いにも影響を与えます。喪服の黒は「漆黒」と呼ばれ、深みがあり光沢がないのが特徴です。一方、一般的なブラックスーツの黒はやや灰色がかっており、両者を並べると違いは一目瞭然です。

このような違いから、葬儀などの弔事の場では、一般的なブラックスーツを着用することが不適切とされる場合があります。光沢のあるブラックスーツでは、喪服の持つ厳粛さや慎み深さを表現しきれないためです。

ブラックスーツとフォーマルスーツの違い

ブラックスーツとフォーマルスーツの違い

冠婚葬祭用のブラックスーツは、フォーマルスーツのひとつです。略礼装としてちょっとした場であれば、冠婚葬祭用のブラックスーツを礼服代わりに着用可能です。一方で、一般的なブラックスーツは、フォーマルスーツとしては使えません。

フォーマルスーツと一般的なブラックスーツでは、襟のステッチやジャケットのベント、パンツの裾などが異なります。

襟をスタイリッシュに彩るステッチは一般的なブラックスーツのおしゃれポイント。手縫いステッチは手間暇がかかるため一部の高級スーツ以外あまり採用されていません。ステッチが入るスーツの多くには、ピックステッチとも呼ばれるAMFステッチが用いられています。一方、フォーマルスーツの場合、ステッチは見られません。

また、スーツの裾にはベントと呼ばれる切れ込みが入っているものがあります。真ん中に一つ付いているセンターベントや左右2箇所に付いているサイドベンツに加え、ベントがないものをノーベントと呼んでいます。

ベントは動きやすさや着脱のしやすさなど実用性を意識して付けられているため、正式な服装であるフォーマルスーツにベントは付いていません。襟をよく見なければ分からないステッチよりは、ベントの有無の方が分かりやすいかもしれません。

一般的なブラックスーツとフォーマルスーツはパンツ裾の仕上げも違います。ブラックスーツにはダブル仕上げをしているものがありますが、野外活動などで裾の汚れを防ぐという目的があるためフォーマルスーツには使用しません。

ただし、フォーマルスーツの中でもモーニングコートの場合は、裾の前側を少しだけ上げてカットするモーニングカットが採用されています。

礼服3種類を解説

礼服は3種類!違いを解説

礼服はフォーマルスーツとも呼ばれており、冠婚葬祭の儀式の場で着用する服のことを指しています。正しい礼服の着用には、「儀礼儀式へ敬意を表する」「場にふさわしい装いをする」という目的があります。

礼服は着用するシーンにより、格式が高い方から正礼装・準礼装・略礼装という3種類があります。一方略礼服として用いられるフォーマルスーツにはステッチが付かないことが一般的で、ブラックスーツと見分けるポイントのひとつです。

正式な場で着用する正礼装(モーニングコート・燕尾服)

正式な場で着用する正礼装(モーニングコート・燕尾服)

正礼装は最も格式の高い礼服で、儀式の時間帯(昼・夜)により使い分けられています。

燕尾服(夜用): ジャケットの裾が燕の尾のように2つに割れているのが特徴です。格式の高い夜間の結婚式や晩餐会などで着用されます。なお、燕尾服のパンツには側章(飾りのライン)が2本入るのが正式な仕様です。

モーニングコート(昼用): 前裾が大きく斜めにカットされたデザインが特徴です。結婚式では新郎や新郎新婦の父親が着用するほか、公的な式典の主催者や、葬儀の喪主などが着用します。ジャケットの襟にはピークドラペルやショールカラーが採用され、パンツには「コール縞」と呼ばれる縞模様のズボンを合わせます。

準礼装(ディレクターズスーツ・タキシード)

準礼装(ディレクターズスーツ・タキシード)

準礼装は正礼装に次ぐ格式の礼服で、正礼装よりも幅広い用途で使うことができるという点が特徴です。

主にタキシードとディレクターズスーツの2種類があります。

タキシードは夕方以降に開催される式典の出席者が着用するもので、ブラックタイを着用するため「ブラックタイ」を指定される場面における服装です。本来は夜の準礼装とされていますが、タキシードは近年、正礼装の一つとしても着用されています。

ディレクターズスーツは名称の「ディレクター」が示すとおり、重役クラスが着用するスーツで、より格調高いスタイルともいえます。パンツには正礼装や準礼装のスーツで用いるストライプのコール地を使用し、上は黒ジャケットにグレーベストを合わせるというのが基本スタイルです。

略礼装(ブラックスーツ・ダークスーツ)

略礼装(ブラックスーツ・ダークスーツ)

略礼装もしくは略礼服は、慶弔の式典に友人として出席する場合や、儀礼的でない式典などで着用できます。冠婚葬祭用のブラックスーツは、慶弔どちらでも略礼装として使用可能です。

弔事の際は黒いネクタイや黒い靴下を、慶事の際は白やシルバーのネクタイを合わせる必要があるので、正式なマナーとして覚えておきましょう。

また、ネイビー・チャコールグレーなど濃色の生地を使ったダークスーツは、結婚式に友人として出席する場合や、喪主から平服を指定された弔事などに、略礼装として使用できる場合があります。

礼服は昼と夜で着るものが違う

礼服は昼用と夜用があり、結婚式をはじめとした式典の時間帯にふさわしいものを選ぶのがマナーです。

昼の正礼装としては黒やグレーのモーニングコートを着用するのが基本です。古くからあるモーニングコートは特別な場以外での着用シーンが少なくなっていますが、今でも披露宴での新郎新婦の父親や葬式の喪主の正式な礼服として使用されます。

またモーニングコートは、公式行事や記念式典、ホテルで行われる着席式パーティーでも着用されることがあります。

一方夜の礼装としてはタキシードが最も一般的です。17時~18時以降に開催される式典・パーティーや結婚披露宴の主賓・主催者などに加え、出席者も着用します。

招待状に「ブラックタイ」と指定されている式典では、タキシードを着用することになります。

喪服3種類を解説

礼服が正礼装・準礼装・略礼装の3種類あるように、喪服も格式によって正喪服・準喪服・略喪服に分けられます。

正喪服

最も格式の高い男性用の喪服としてはモーニングがあり、葬式では喪主のみが着用します。墨黒のジャケットやベストに黒やグレー地のパンツを合わせ、パンツにはコール縞と呼ばれる黒の細いストライプが入ります。

また白無地のワイシャツに黒無地のネクタイという組み合わせは、他の喪服と共通です。

準喪服

冠婚葬祭用のブラックスーツを喪服として着用する場合は準喪服という扱いになり、弔事では最も一般的に着用されています。

深く光沢もない漆黒の生地で作られており、艶のある一般的なブラックスーツとは異なるので、ビジネス用のブラックスーツを準喪服として着るのはマナー違反です。

略喪服

略喪服は、「平服(へいふく)」を指定された場合や、急な通夜に駆けつける場合に着用します。

男性の場合は黒や濃紺、チャコールグレーなどのダークスーツが基本になりますが、通夜以外で略礼服を着用する場面はあまりないと考えておくべきでしょう。

【目的別】冠婚葬祭に適したスーツの選び方と兼用の可否

【目的別】冠婚葬祭に適したスーツの選び方と兼用の可否

冠婚葬祭用としてブラックスーツを一着だけ購入する場合、長期間にわたって魅力的に着こなせるものを選びたいものです。以下では、スーツ選びの際に注目すべきポイントを解説します。

※以下では冠婚葬祭用のブラックスーツを、ブラックスーツと表記しています。

長く着用できることを考慮

ブラックスーツは、決して安いものではありません。しかし、品質と長期使用を重視して選べば、優れたコストパフォーマンスを実現できるでしょう。ビジネススーツに比べブラックスーツの着用頻度は低いため、上質な素材を選択すれば傷みも少なく、買い替えの頻度を減らせると考えられます。

適切な価格帯のスーツなら、5~10年程度使用でき、初期投資を十分にカバーできるはずです。使用中に年齢や社会的地位が変化することも考慮し、長い目で見て違和感のないものを選びましょう。

オールシーズン(通年)仕様のスーツ

フォーマルシーンでは、季節による着こなしの変化は比較的少なく、多くの礼服が年間を通じて着用可能な仕様となっています。そのため、ブラックスーツを一着だけ用意する場合は、オールシーズン対応のものを選ぶと良いでしょう。

オールシーズン対応のブラックスーツは、春秋向けの生地に近い仕立てです。厚すぎず薄すぎない絶妙な素材感で、裏地付きのため季節を問わず快適に着用できます。

ただし、真夏の猛暑時には着用が辛くなるかもしれません。スマートに着こなすためには、必要に応じてサマーフォーマル(夏礼服)の購入も検討しましょう。

流行や体型に左右されないスタンダードなシルエット

ブラックスーツは長期間使用することを前提に選ぶべきアイテムです。ビジネススーツには流行があるため、そのときに人気のデザインやブランド、自分の好みを重視して選んでも良いでしょう。一方、5~10年という長期にわたって着用するブラックスーツを選ぶ場合は、オーソドックスなものがおすすめです。

また、ブラックスーツは年齢を重ねるにつれて体型が変化する可能性を考慮し、やや余裕のあるシルエットを選ぶと、長く快適に着用できます。

機能性:ウエストのサイズが変更可能だと安心

多くの人が体型変化を理由にブラックスーツを買い替えています。長期間の使用が前提であれば、ウエストサイズの調整が可能なブラックスーツを選ぶと良いでしょう。特におすすめは、自分で簡単にサイズ調整できるウエストアジャスター付きのパンツです。

すでに購入済みのスーツにアジャスターが付いていなくても、専門店に依頼すれば約4cm程度の調整が可能です。

ちなみにオーダースーツSADAは、購入後に3年間、できあがり寸法から±3cmまでならウエスト調整サービスを無料で提供しています。体型の変化に合わせてウエストを調整することで、スーツの見栄えと着心地を長期間維持できます。

「ビジネス兼用」スーツは使えるの?

「冠婚葬祭・ビジネス兼用」と謳われているブラックスーツをビジネスシーンで着用すること自体は、問題ありません。

ただし、ビジネスで頻繁に着用するうちに、スーツは汚れや傷みが目立つようになります。冠婚葬祭、特に華やかな場の結婚式では、傷んだスーツはふさわしくありません。

ブラックスーツは冠婚葬祭専用として扱い、着用後は必ずクリーニングに出しましょう。大切に扱うと、長期間にわたりブラックスーツを美しい状態に保てます。

年齢、立場、生活レベルに相応しい価格のスーツを選ぶ

高額なブラックスーツを選べば良いというわけではありません。自身の年齢や社会的立場、生活レベルに見合った礼服を選ぶことが重要です。過度に高額なスーツは、場合によっては不適切に映る可能性があります。

一方で、極端に安いものは、見た目や質感が見劣りしがちなため避けるべきでしょう。

一般的に、初めてブラックスーツを購入する人の多くは、5万円前後のものを選択します。市場には2万円台から数十万円までの幅広い選択肢があり、主に素材の違いが価格に反映されています。

【男女別】礼服と喪服の選び方の違い

【男女別】礼服と喪服の選び方の違い

礼服と喪服の選び方には男女共通の原則があります。慶事の礼服であれば控えめな光沢も許容されますが、喪服はマットで深みのある黒が基本となることを押さえておきましょう。生地はウール混率が高いほど上質感が増し、目安としてウール60%以上を選ぶと安心です。

また、体型変化に対応できるかどうかも重要なポイントです。オーダースーツSADAではお仕立て後1ヶ月以内のサイズ調整を無料で承るほか、ウエストはできあがり寸法から±3cmまでなら3年間無料で調整対応しています。

なお、メンズ特有のポイントとして、シングルとダブルの違いがあります。シングルとダブルで格式に差はなく、慶弔どちらでもマナー上は問題ありません。あえていうと、すっきりとした印象を求める人にはシングルが、世代に関係なく貫禄を出したい人にはダブルが向いています。

レディースの礼服と喪服は、ワンピース・アンサンブル・パンツスーツの3タイプから選べます。ワンピースとアンサンブルの方が格式が高いため、立場や場の格式に応じて使い分けましょう。

年代別でいうと、20〜30代には着回しやすいアンサンブルが重宝します。40代以降は、シンプルで落ち着いた印象のワンピースを選ぶと大人らしい品格を演出できます。特にゆとりのあるシルエットのものならば、体型を気にせず長く愛用できるでしょう。

女性の礼服については、こちらも参考にしてください。

冠婚葬祭兼用スーツのおすすめスタイル

冠婚葬祭兼用スーツのおすすめスタイル

冠婚葬祭で着るフォーマルスーツを選ぶ際に失敗しないように、初心者が心がけておきたいスーツのおすすめスタイルを解説します。ジャケットのシングルブレストとダブルブレストが与える印象の違いや、パンツの裾、生地のデザインや光沢について確認しておきましょう。

デザイン・スタイル(ジャケット・パンツ)

シングルブレストとダブルブレストのフォーマル度合いに、大きな差はありません。個人の好みに応じてデザイン・スタイルを選択できます。

20〜40代には、スタイリッシュな2つボタンのシングルブレストが好まれる傾向にあります。一方、50代以上の人は、ダブルブレストを着用すると、より威厳のある印象を醸し出せるでしょう。

パンツの裾については、シングル(折り返しなし)が冠婚葬祭の基本です。ダブル(折り返しあり)はややカジュアルな印象になるため、フォーマル度を重視するならシングルが無難です。

オーダースーツSADAでは専門スタッフが丁寧にご要望をヒアリングし、目的に合わせたデザインで体にフィットする一着をご提案します。

生地・素材・カラー

長期間の着用を考慮すると、ポリエステルなどの合成繊維よりも、ウール100%などの天然素材の生地が望ましいでしょう。ウールは耐久性が高くシワになりにくい上に、蒸れにくく保温性が高いのでオールシーズンの着用に適しています。

弔事では慎み深さを表現できるデザインが求められます。生地は無地でマットな質感が基本で、色は深いブラック(漆黒)を選ぶのが鉄則です。また、慶事の場合は控えめな光沢も許容されますが、弔事では光沢を抑えた生地を選ぶことで、より適切な装いになります。

オーダースーツSADAでは2,000種類以上の生地を取り揃えており、ボタンやポケットなどの選択肢も豊富です。細部にわたって自由にカスタマイズできるので、愛着を持てる一着となるでしょう。

葬儀に関する参考記事:葬儀の服装は?男女の喪服や葬儀のアクセサリーを解説

【シーン別】礼服と喪服の使い分け

【シーン別】礼服と喪服の使い分け


大前提として、慶事には慶事向けの礼服を、弔事には喪服を着用します。慶事には結婚式・披露宴、成人式・卒業式などの式典が該当し、弔事には葬儀・お通夜・法事などが該当します。

冠婚葬祭用のブラックスーツ一着があれば、慶事か弔事かに応じてネクタイや小物を切り替えるだけで、ほとんどのシーンに対応できます。

なお、慶事に着る礼服と弔事に着る喪服、どちらの場合も格式の選び方は立場によって決まります。

主催側に近いほど格式の高い装いが求められ、故人や新郎新婦と関係が深いほど、より丁寧な礼装で敬意を示すことがマナーとなります。一方で、友人・同僚として参列する場合は、主役より格上にならない範囲で装いを整えることが基本です。

例えば、一般参列者であれば、慶事は冠婚葬祭用のブラックスーツ(略礼装)、弔事は喪服(準喪服)が目安となります。迷ったときは「自分はこの式の主催側に近いか、参列者側か」を起点に考えると求められる装いを判断しやすくなるでしょう。

冠婚葬祭用スーツのよくある質問(FAQ)

冠婚葬祭用スーツのよくある質問


冠婚葬祭で着るフォーマルスーツに関して、よくある質問をまとめて解説します。フォーマルスーツと喪服の使い分けから、シャツ・ネクタイなどの必要なアイテム選び、礼服を用意するタイミングまで、実際によく寄せられる疑問を解決していきましょう。

Q. フォーマルスーツで葬式に出るのはあり?なし?

A. 葬儀や法事では、故人への哀悼の意を示すために適切な喪服の着用が求められます。

一般の参列者であれば、ブラックスーツ(準喪服)を着用するのが基本です。ジャケットはシングル・ダブルどちらでも格式に差はありませんが、体型に合ったサイズを選びましょう。シャツは白無地、靴下とネクタイは光沢のない黒無地を合わせます。

かつては「通夜に喪服を着ていくと、不幸を予期していたようで失礼にあたる」と言われた時代もありましたが、現代では通夜のみに参列するケースも増えているため、通夜に準喪服(ブラックフォーマル)で参列してもマナー違反にはなりません。ただし、急な弔問でどうしても用意が間に合わない場合は、ダークスーツなどの「略喪服(平服)」で駆けつけても問題ありません。

また、葬儀の場ではカフスボタンや派手なネクタイピンなどのアクセサリー類、およびポケットチーフは不要です。靴も光沢のない黒の革靴(内羽根式のストレートチップなど)を選び、シンプルな装いを心がけましょう。

Q. シャツやネクタイ、冠婚葬祭で必要なアイテムの注意点は?

A. 冠婚葬祭用のブラックスーツ以外に冠婚葬祭で用意するアイテムは以下のとおりです。

  • レギュラーカラーの無地の白シャツ
  • 黒の革靴
  • ネクタイ
  • ポケットチーフ

黒の革靴は、ストレートチップかプレーントゥの紐靴を選びましょう。ネクタイは、慶事の際は白や淡い色合いを、弔事の際はダークグレーや黒を選択します。

慶事の際に白やシルバーのポケットチーフを挿すと、洗練された印象になります。一方、弔事の際はポケットチーフが不要です。

ブラックスーツとアイテムを適切に組み合わせることで、慶弔問わず失礼のない装いとなります。

Q. 礼服は何歳で用意すべき?

A. 30代までには1着持っておくのが安心です。社会人になった時点や、結婚式への参列予定が決まった段階など、人生の節目で用意するのが一般的です。礼服は単なる衣服ではなく、フォーマルな場において相手に対する敬意や尊重の気持ちを表現するアイテムです。

適切な礼服を着用することで、結婚式や葬儀、法事といった冠婚葬祭のあらゆる場面において、参列者としてふさわしい装いを保てます。

冠婚葬祭の予定は突然入ることもあり、十分な準備ができないケースも少なくありません。礼服を一着準備しておけば、服装選びで慌てることなく、心の準備をして式典に臨めるでしょう。

Q. 結婚式と葬儀で同じ礼服を兼用できる?

A. 「慶弔両用のブラックスーツ」であれば兼用できます。ただし、お葬式専用として仕立てられた「光沢のない漆黒の喪服」を結婚式などの華やかな慶事に着用することは、基本的には避けるべきです(お葬式を連想させ、縁起が悪いとされるため)。

兼用できるブラックスーツであれば、スーツ本体はそのままに、小物の組み合わせでシーンを切り替えます。結婚式などの慶事では白やシルバーのネクタイにポケットチーフを添え、葬儀などの弔事では黒無地のネクタイに統一してポケットチーフは外します。手持ちの礼服を賢く使い回すために、時間に余裕のあるうちに小物一式をあらかじめそろえておきましょう。

Q. 30代の結婚式スーツの選び方は?

A. 社会的な立場が変わる30代は、フォーマルスーツを見直すよいタイミングです。

20代の頃は、既製品のフォーマルスーツでも十分な場面が多いでしょう。しかし、体型にぴったり合った一着は着こなしに余裕と説得力を生み出し、結婚式での存在感がぐっと増します。

オーダースーツであれば体型に合わせた細かい調整が可能なため、既製品では出しにくいきれいなシルエットを実現できます。

Q. 礼服は何着必要?

A. 20〜30代のうちは1着で十分です。慶弔兼用できる冠婚葬祭用のブラックスーツを一枚持っておけばほとんどのシーンに対応できるでしょう。

ただし年齢を重ねるにつれて、主賓や親族として招かれる機会や、喪主を務める機会が増えると考えられます。そうした立場になったタイミングを見て、格式の高い礼服を追加で準備するのが現実的でしょう。

【メンズ・レディース】冠婚葬祭用スーツはどこで買う?

【メンズ・レディース】冠婚葬祭用スーツはどこで買う?

ここまでメンズ用のフォーマルスーツについて解説しましたが、レディースのフォーマルスーツも着用する場面とマナーはメンズとほぼ同様です。最近はメンズ・レディース問わず、さまざまな店舗で冠婚葬祭用スーツが手に入るようになり、価格帯も幅広く選択肢が増えました。冠婚葬祭用スーツの主な購入先を紹介します。

店舗やネット通販

フォーマルスーツの購入先として、百貨店のほか、大手チェーンや個人店などの紳士服店は一般的な選択肢です。豊富な種類とサイズを取り扱っている上に、専門知識を持つスタッフがいるため、初めての購入でも安心です。全国チェーンを展開する大規模な紳士服店を選べば、靴やシャツ、ネクタイも一緒に購入でき、全体のコーディネートが可能です。

一部の量販店でも、フォーマルスーツを扱っています。ただし、主にレディース向けで、メンズの取り扱いは少なく、品質も紳士服店ほどではありません。

価格面のメリットという点ではネット通販(オンラインストア)の魅力も捨てがたいところです。ネット通販ではさまざまな店舗の商品や価格比較が容易です。しかし、現物の確認ができないこと、サイズのフィット感、品質のリスクや、納期遅延のリスクなどがあります。急ぎの場合には実店舗での購入を検討すると良いでしょう。

オーダースーツ専門店

オーダースーツ専門店

オーダースーツSADAのように専門店であれば自分に合うサイズを探す必要がなく、全体的なフォルムや素材など細かい要望に対応することができます。

喪服にも使えるフォーマルスーツなど対応できるスーツの種類も豊富です。またスーツと一緒にシャツのオーダーもできるため、トータルでのコーディネートも可能です。

もちろん豊富な専門知識によるアドバイスも受けられるので、TPOに合ったフォーマルスーツが仕上がります。

細部のこだわりにも対応してくれ、オンリーワンのフォーマルスーツの選択肢としてはオーダースーツの専門店が最もおすすめです。

NGマナー集|冠婚葬祭のスーツでやりがちな失敗例

NGマナー集|冠婚葬祭のスーツでやりがちな失敗例

冠婚葬祭では、マナーを知らずにスーツを着用してしまい、周囲に不快感を与えてしまうケースがあります。事前によくある失敗例を把握しておき、スムーズに対応しましょう。

例えば、体型に合わないスーツや、保管状態が悪くシワだらけの状態での参列は、相手への敬意を欠いた印象を与えてしまうので避けてください。派手すぎるポケットチーフやシャツ、カジュアルすぎる着こなしも、フォーマルな場では不適切です。

冠婚葬祭のスーツに関する失敗を避けるには、前もって、きちんとした礼服を用意しておくことをおすすめします。

オーダースーツSADAでは、熟練のスタッフが冠婚葬祭に適したスーツスタイルをアドバイスいたします。スーツ選びでお悩みの方は、ぜひ店舗にてご相談ください。

結婚式での礼服のマナーとNG例

結婚式では参列する立場によって、適切な礼服の格式が異なります。

略礼服(ブラックスーツ・ダークスーツ)は一般的な招待客が着用する礼服です。控えめな光沢のある生地のスーツを選び、慶事にふさわしい華やかさを演出しましょう。合わせるシャツは「白無地(レギュラーカラーまたはワイドカラー)」が原則です。サックスブルーなどは「略礼装(ダークスーツ)」の時のみ許容されます。

主賓や重要なゲストとして招かれた場合は、周囲よりも一段格上の装いとして「タキシード(夜)」または「ディレクターズスーツ(昼)」、あるいは「質の高いブラックスーツ(準礼装)」を選ぶのがマナーです。

なお、白スーツは新郎の色とされているため、参列者は避けるべきです。また、派手すぎる色合いやデザインの礼服は、主役である新郎新婦より目立ってしまう可能性があるため不適切です。

葬儀・法事での喪服マナーとNG例

葬儀や法事では、故人への敬意を示すために適切な礼服(喪服)の着用が求められます。

ブラックフォーマルを選ぶ際はシングルブレストのジャケットが基本で、体型に合ったサイズを選ぶことが大切です。靴は光沢のない黒革靴、ネクタイは無地の黒を着用します。

葬儀・法事では、派手な装飾が施されたスーツや、光沢素材の使用は不適切です。また、カフスボタンやネクタイピンなどのアクセサリー類も、葬儀の場では控えるべきアイテムとされています。ポケットチーフも使用せず、シンプルな装いを保ちましょう。

まとめ:オーダースーツで失敗しない礼服・喪服を用意しよう

オーダースーツで失敗しない礼服・喪服を用意しよう

冠婚葬祭用のブラックスーツは慶弔を問わず多くのシーンで活用できます。礼服と喪服の違いを押さえたうえで、式典にふさわしい装いで臨みましょう。

葬式以外の公式な場でも使えるフォーマルスーツをせっかく購入するのであれば、オーダースーツを検討しましょう。オーダースーツなら体に完璧にフィットする一着を用意できるため安心です。一度作れば長年使える礼服は、冠婚葬祭が必要になった際の心強い味方となります。

冠婚葬祭兼用スーツをつくるなら、「オーダースーツSADA」がおすすめです。オーダースーツSADAでは一般的なフォーマルスーツだけでなくタキシードもマシーンメイドのフルオーダーで対応可能です。

冠婚葬祭で着用できるスーツを準備したい方は、ぜひ一度「オーダースーツSADA」にご来店ください。

冠婚葬祭の公式な場で使えるフォーマルスーツをせっかく購入するのであれば、長く使えるようなものを選びましょう。そのためには専門的な知識や分かりやすい説明のある店舗を選びたいところです。オーダースーツSADAなら自分だけのフォーマルスーツを製作できます。

(構成・編集/志田実恵)