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【2026年最新】クールビズはいつから?いつまで?期間と服装マナーを完全解説

近年では多くの企業が取り入れている「クールビズ」。「具体的な期間は会社ごとに違うの?」「ノーネクタイだと失礼に当たるのでは……」など、クールビズに関してさまざまな疑問を抱える方も多いのではないでしょうか。

本記事では、2026年のクールビズ期間についての情報を中心に、クールビズ導入の効果やメリット、クールビズの時期に浮かない服装コーデ・マナーについて紹介します。自分に合った一着で快適に夏を乗り切りたい方は、ぜひ参考にしてください。

【結論】クールビズはいつから?いつまで?2026年の期間

環境省が2026年に発表したクールビズの実施期間は5月1日〜9月30日です。ただし、この期間は環境省本省における実施期間となっています。クールビズを具体的にいつからいつまで行うかは、各自で判断するよう呼びかけられています。

その理由は、近年の猛暑日の増加や地域による気温差です。2020年までは環境省が公式の実施期間を設定していましたが、一律の時期での呼びかけは不適切と判断され、2021年から目安の期間が発表されるようになりました。

環境省では、脱炭素社会の実現に向けた国民運動「デコ活」の一環としてクールビズを推奨しています。クールビズでは、環境省本省が集中的に実施する期間を目安に、各自で涼しい服装や冷房を活用することが求められています。

企業ごとに定められたルールを確認し、ビジネスマナーから逸脱しない範囲で涼しい服装を用意すると良いでしょう。

2026年クールビズの開始日・終了日

環境省の発表によると、2026年度の環境省本省(東京)におけるクールビズの開始日は5月1日(金)、終了日は9月30日(水)です。2025年度からの日程などの変更は特にありません。

同時に、クールビズは「上記の期間に限らず」エアコンの柔軟な温度設定や働きやすい軽装で、健康を第一に実践するよう呼びかけています。

※出典:環境省「令和8年度クールビズについて~デコ活で働き方を快適に~」参照:2026.05.13

【一覧表】業界・企業別のクールビズ期間

クールビズの実施期間に業界ごとの大きな違いはありませんが、目安は以下のとおりです。

ほかの業界に比べ、IT業界は服装規定がゆるやかな場合が多く、クールビズの実施期間も長い傾向があります。

近年の暑さが長引く傾向を考慮し、クールビズの期間を延長する企業も少なくありません。例えば、株式会社ナビックでは2025年度に9月30日までのクールビズ実施を予定していましたが、残暑の影響で10月31日まで延長しています。

クールビズとは?環境にやさしいビジネススタイルの推進

そもそもクールビズとは、環境省が地球温暖化対策の一環として提唱している、ビジネスシーンにおける軽装化の取り組みを意味します。

クールビズの考えでは、過度な冷房使用を避け、室温28℃でも快適に過ごせる軽装やライフスタイルを意識することが重要とされています。外気の暑さに対応するために軽装化するのではなく、環境に配慮するために快適な生活スタイルを整えようというのが、クールビズにおける基本的な概念です。

当初は政府機関が率先してクールビズを進めていましたが、近年ではクールビズが広く認知されるようになり、一般企業においても多くの企業がクールビズを実施しています。

2021年にクールビズが廃止に!?理由を解説

環境省は2021年以降クールビズの期間を定めていません。期間の呼びかけがなくなったからといってクールビズ自体が廃止されたわけではなく、より適切な形での実施を求めるように変わりました。

同じ国内でも北海道と沖縄では気候が大きく違うのはもちろん、同じ地域でも西日が入る職場のほうが室温が上がりやすいなど、働く環境はさまざまです。

環境省が提唱していた5月1日から9月末までの期間が合う地域もあれば、10月末まではクールビズが必要な企業もあるでしょう。それぞれが適切な形でクールビズを実施できるよう、環境省は明確な期間を定めず各自の判断に委ねる形へ移行したのです。

環境省推進の「デコ活アクション」

デコ活とは、二酸化炭素を減らす脱炭素(Decarbonization)と環境に良いエコ(Eco)を意味する造語「デコ」に向けた活動の意味です。「脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動」の愛称として、2023年7月に決まりました。

デコ活は、2050年カーボンニュートラルおよび2030年度削減目標の実現に向けて、国民(消費者)の行動やライフスタイルの変化促進を強く促す活動で、クールビズもデコ活の一環です。

環境省は「脱炭素につながる新しい豊かな暮らしの10年後」とするロードマップを掲げ、国や自治体、団体、企業とともに取り組みを後押しており、2024年6月時点で国や自治体281件、団体219件、企業955件、合わせて1,455件がデコ活宣言中。

デコ活の一環として、全世代が働きやすい服装を自由に選べる「オフィス服装改革」を推奨するとともに、クールビズ×サステナブルファッション、熱中症予防などのキャンペーンを開催し、官民一体の取り組みを目指しています。

※参照:環境省「デコ活

クールビズの具体的な取り組み

クールビズは、それぞれができる範囲で取り組むことが大切です。

室内に数人しかいなければエアコン設定温度28℃でも快適かもしれませんが、すし詰め状態なら20℃に設定しても暑いかもしれません。さまざまな状況に対して無理なく無駄なく、適切な方法での取り組みが求められます。

では、具体的にどのように取り組めば良いのでしょうか。環境省発表の「クールビズについて知っておいていただきたいポイント」より具体例を紹介します。

熱中症予防もしつつ室温の温度管理の取り組み

記録的猛暑だったこともあり、2024年5月から9月に熱中症で救急搬送された人数は全国で97,578人です。これは2008年の調査開始以降最も多い人数で、前年より6,111人も増加しています。

もはや冷房機器なしでは生命の危機に瀕する状況です。2024年4月からは熱中症警戒アラートに加えて、より危険な状況への警戒を促す熱中症特別警戒アラートが運用開始されています。

クールビズの目的は、冷蔵機器や電気代の節約だけではありません。冷房機器を適度に使用するために、軽装化などの工夫と対策を講じることです。環境省が発表する暑さ指数を参考にしつつ、外気温、湿度、建物の状況などを考慮しつつ、無理のない範囲で適度に冷房機器を使いましょう。

暑がりの方は接触冷感素材のインナーを着用したり、寒がりの方はひざかけを使ったりして、個人で対策するのも正しいクールビズのあり方です。

なるべく一部屋に集まって稼働するエアコンの台数を減らしたり、商業施設や避暑シェルターに行ったり、木陰や水辺など自然の涼がとれる場所に行ったりする「クールシェア」も実践しましょう。

※出典:総務省「令和6年(5月~9月)の熱中症による救急搬送状況」参照:2025.05.16

全世代が働きやすい軽装に

環境省は、2024年より全世代が働きやすい服装を自由に選べる「オフィス服装改革」(TPOに応じた服装の自由化)を提案しています。

クールビズは、ジャケットを脱いでネクタイを外すだけというイメージを持っている方もいるでしょう。しかし、ポロシャツや沖縄版アロハシャツ「かりゆしウェア」など選択肢は多々あります。

オフィス服装改革を受けてオフィスでのドレスコードを廃止し、TPOに合っていればTシャツでもジーンズでも着用可とする企業も出てきました。

ビジネスシーンの服装である以上、ラフすぎたりカジュアルすぎたりするのはあまり歓迎されません。安全服など必要性が高い服装も簡単には変えられないでしょうが、TPOに合った範囲であれば今後服装の自由度は増しそうです。

社風を尊重したり、社外に出る場合は出先のルールに則ったりしながら、より快適なクールビズの実現を目指しましょう。

※出典:環境省「環境省におけるクールビズの服装の可否」参照:2025.05.16

省エネ型エアコンや緑のカーテンの設置

環境省が提唱するデコ活では、家の断熱性を高めたり省エネ家電を取り入れたりする工夫も推奨されています。

一般的なエアコンの耐用年数は約10年といわれており、寿命が近づくと消費電力が増えるなどの不具合も出てきます。買い替えを検討する時期ならば省エネタイプのエアコンの導入を検討するのも良いでしょう。

また西側に日よけのブラインドを設置したり、緑のカーテンを設置したりするのもおすすめのクールビズです。窓から室内に入る日光を遮るだけでも室温は下がります。

お手入れの手間が少ないものを選べば、時間、労力的にもハイコストパフォーマンスです。実際の環境に応じてできる対策を変えつつ、空調設備以外の部分で快適さを高める工夫をしましょう。

※出典:環境省「デコ活|COOLBIZ」参照:2025.05.16

クールビズの導入の効果やメリット

クールビズの導入でどのようなメリットが得られるのか具体的な動きをまとめました。クールビズで得られる効果やメリットがわかれば、より積極的に取り組むきっかけにもなります。

脱炭素:地球温暖化対策

脱炭素(カーボンニュートラル)とは、地球温暖化の要因の一つとされる二酸化炭素の排出量ゼロの状態です。

二酸化炭素が地球環境に与える悪影響は温暖化や海面上昇だけでなく、間接的に起こる影響を含めると多岐にわたります。全国地球温暖化防止活動推進センター(JCCCA)で確認できる資料によると、2021年時点の世界の二酸化炭素排出量は約332億トン。

そのうち日本は約9億980万トンで3%を占めます。3%と聞くと多くないように思えるでしょうが、中国、アメリカ、インド、ロシアに次いで5番目に多い数字です。クールビズで冷房や電気使用量が減少するとCO2排出量の削減になり、さらには脱炭素、地球温暖化対策につながります。

熱中症予防

クールビズで推奨される軽装は熱中症予防に効果的です。特に屋外で冷房がない環境で熱中症リスクを軽減するために、軽装は有効な手段です。

さらに、国が「適度にエアコンを使ってください」と推奨することで、認識が変われば室内での熱中症予防に高い効果が期待できます。

加えて、健康への悪影響が懸念される冷房による冷えを解消できるのもメリットです。冷えは血行不良、夏バテ、夏風邪など原因となり得るほか、自律神経を乱れさせて眠りを妨げるなどの悪影響も懸念されます。

クールビズが推奨する室温28℃程度ならば冷えの問題が軽減されます。さらに抜け毛予防にも効果があるとされ、男女問わず健康面から美容面まで好影響が期待できます。

もし室温28℃では暑いと感じる場合は、扇風機などで風を感じられるようにするのがおすすめです。直接風が当たると体感温度が大きく下がります。

節電・節約

環境省によると、夏のエアコンの設定温度を1℃上げると消費電力が約13%減少するとされます。

1kWhあたりの電気代を31円、エアコンの消費電力を400wとした場合、1時間あたりの電気代は12.4円です。単純計算で24時間付けっぱなしにした場合の電気代は297.6円、30日間で8,928円となります。

これに対して設定温度を1℃上げた場合、エアコンの消費電力が348wとなるため1時間あたり10.8円、24時間で259.2円、30日間で7,776円です。8,928円に対して7,776円なので1,152円の節約につながります。

世界的な燃料資源の需要増加などにより燃料価格が高騰するなか、1℃の違いで1割以上も電気代が削減できるのは大きなメリットでしょう。

【メンズ】クールビズの時期に浮かない服装コーデ

メンズのクールビズコーデの基本は、清潔感のあるシャツと単品パンツの組み合わせです。スーツのパンツを使いまわすと違和感が生まれ、パンツの傷みを早めてしまうので控えましょう。

ここではクーズビズの時期に浮かないためのポイントや注意点をアイテム別に詳しく紹介します。

ノーネクタイ・ノージャケット

クールビズの基本は、市役所や役場などの官公庁でも取り入れられているノーネクタイ、ノージャケットスタイルです。

ジャケットを羽織らず、ネクタイを外すと快適性は段違いです。手首、足首、首元を解放すると熱がよく逃げるようになり、体感温度がかなり違うからです。

カジュアルさを抑えたい場合は、シャツとパンツのサイズを合わせるのがポイントです。身幅がぴったり合ったシャツをタックインし、清潔感を出しましょう。

襟の部分にボタンがついているボタンダウンシャツは襟立ちが良いため、ノーネクタイと好相性です。ボタンダウンシャツは、ネクタイを締めることを前提にデザインされたシャツと違い、ネクタイなしでもきれいなシルエットが出ます。

シャツの色は王道の白をベースに、涼し気な細いストライプや淡い水色など見た目にも清涼感のあるデザインがおすすめです。

半袖シャツ

半袖シャツも長袖シャツと同じく、おすすめはボタンダウン。体型にぴったり合った身幅のシャツだとシルエットが美しいだけでなく、着心地も快適でシワもできにくくなります。第一ボタンを外すと、すっきりと爽やかな印象になります。腰回りがダボつかないよう、しっかりとタックインしましょう。

ただし半袖のシャツは、袖が長すぎると借りてきたシャツのような雰囲気になってしまい、格好がつきません。自分の肩から肘までのサイズに合った袖丈のシャツを選びましょう。手軽にオーダーできるシャツもおすすめです。

色や柄の王道は白の無地ですが、合わせやすく清涼感のあるストライプ柄もおすすめです。白に織柄が入ったデザインでさりげないおしゃれを楽しむのも良いでしょう。

ポロシャツ

ポロシャツは元々スポーツでの着用を目的としているので、通気性や吸湿性が高く、動きやすいのが魅力のアイテムです。

色や柄が豊富なうえ、ビジネスに対応した「ビズポロ」なども人気で選択肢が多いのが特徴です。ワイシャツに比べて着心地がよく、カジュアルとフォーマルを両立するスタイルを楽しめるなどメリットが多いです。

無地を基本に、ワンポイント程度の装飾がおすすめで、落ち着いた色が良いでしょう。

コットンから機能性に富んだものまでさまざまな素材がありますが、フォーマルさと快適さを両立できるものを選びましょう。

ただし企業によってはポロシャツの着用は禁止されている場合があるのでよく確認が必要です。

ポロシャツはタックインする?タックアウトする?

ビジネスカジュアルでは、基本的にポロシャツをタックインで着用します。台襟付きのビジネスポロシャツ(ビズポロ)をタックインして、ワイシャツのように着るのがオーソドックスな着こなしです。

ただし、近年増えているオフィスカジュアルではポロシャツをタックインしない傾向にあります。タックアウトで着る際は、短くてもベルトが隠れる程度の丈のポロシャツを選びましょう。おしりの半分より少し上くらいの位置に来る長さで、手を挙げたときにお腹が見えない長さがベストです。

前から見たときの着丈に迷ったときは、ポロシャツの裾がパンツの前ファスナーを半分隠す位置に来る長さがおすすめです。ジャケットを羽織ったときにもバランスよく見えます。

その際、ジャケットの着丈はパンツの前ファスナーの下端か、ファスナーを固定している縫製ラインの位置が目安です。

パンツ

クールビズではスーツの上下を合わせる必要がないため、単品パンツを用意するのがおすすめです。スーツのパンツを夏でも使いまわすとパンツだけ傷みが進んでしまい、ジャケットと合わせて着用できなくなる場合があるので控えたほうが懸命でしょう。

汗をかきやすい時期に着用するので、洗濯機で簡単に洗える素材でメンテナンスしやすいパンツを選ぶのがおすすめです。リネンやコットンは汗の湿気でシワになりやすいため、シワになりにくいポリエステル系のパンツが使いやすいでしょう。

ジャケットを着用しない場合はベルトの存在が目立ちます。定期的にベルトやベルトループの手入れ、直しをして良い状態を保つのも必要な配慮です。

夏のビジネスカジュアル

クールビズ期間であっても、来客を迎えるときにはフォーマルさがあるビジネスカジュアルで対応するケースも珍しくありません。ビジネスカジュアルとして適切かどうかの主な判断ポイントは、社外の人と会っても失礼がないかどうかです。

夏のビジネスカジュアルは、やや堅めのクールビズスタイルが一般的です。社内ではポロシャツ、スラックスで過ごしていても、外回りなど社外に出るときや来客時はジャケットを羽織ります。

この場合はウール系の混紡素材のジャケットなど、やや格式高めなジャケットを選ぶのがおすすめです。ボタンダウンシャツや台襟付きのビジネスポロシャツを合わせてコーディネートしましょう。

夏のオフィスカジュアル

社外で過ごすのにふさわしい格好をビジネスカジュアルと呼ぶのに対し、社内で過ごすのにふさわしい格好をオフィスカジュアルと呼びます。

夏のオフィスカジュアルは半袖Tシャツにコットンパンツやセットアップパンツを合わせるなど、ビジネスカジュアルよりさらにラクなスタイルが一般的です。トップスは半袖のクルーネックTシャツやブラックのポロシャツなどが人気です。来客を迎える場合は、セットアップジャケットを羽織るのがおすすめです。セットアップジャケットとは、ビジネスカジュアルのジャケットよりもさらにラフなジャケットです。

近年人気が高い、ポリエステル素材でストレッチが強いジャケットが重宝します。接触冷感や吸湿性に優れた機能的な素材のジャケットを選ぶと、より快適に過ごせるでしょう。

クールビズにおけるネクタイのコーディネートについては、こちらの記事をご参照ください。

【レディース】クールビズの時期で浮かない服装コーデ

レディースのクールビズで浮かないためのコーデのポイントや注意点を解説します。

ビジネスカジュアルの場合は、ジャケットを脱いでブラウスにスカートやパンツを合わせた軽装にします。

オフィスカジュアルの場合は、ラフすぎる服装にならないように注意が必要です。ブラウス、シャツ、カットソーなど、トップスの選択肢は比較的豊富ですが、ノースリーブや胸元が開いているニットなど肌の露出が多いものは避けましょう。ボトムスもショートパンツやミニは避け、ヒザ丈をキープして上品な着こなしを優先するのがおすすめです。

モノトーンや淡い色がビジネスシーンには合っていますが、下着が透けないかどうかもチェックしましょう。接触冷感素材や汗が乾きやすいインナーを選んで、汗じみやニオイ対策も必要です。

冷房対策に、さっと羽織れるアイテムも必須です。特にスーパークールビズの期間は、どこも屋内がキンキンに冷えていることも珍しくありません。体調を崩さないよう、薄手のカーディガンやストールをオフィス内に用意しておくと安心です。

半袖ジャケットなどトレンドの最新アイテムを適度に取り入れるのも良いですね。女性のクールビズスタイルについて、詳しくはこちらの記事をご参照ください。

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クールビズシーズンのスーツスタイル

クールビズ期間とはいえ、場合によってはスーツ着用が必須の状況もあります。 少しでも快適さを保ちつつ、夏のスーツスタイルをスマートに整えるポイントを紹介します。

夏用生地のスーツで快適に

暑さが課題となる夏のスーツスタイルは生地選びが重要です。素材ごとに通気性や吸湿性などが違うため、どの素材を選ぶかで快適さが大きく変わります。

真夏のスーツスタイルにおすすめの生地は、清涼感ある盛夏用ウール100%です。盛夏用のスーツ生地は光にかざすと周囲の様子が見えるほど薄く、通気性抜群。ウールの高い吸湿性と相まってベタツキが抑えられ、サラサラ感が持続します。

ポリエステル100%の生地はシワになりにくく安価ですが、実は快適性はあまり高くありません。ポリエステル混紡率50%以上の生地は吸湿性が低く、ベタつきやすいデメリットがあります。

夏用のスーツは生地によって快適性が大きく変わるので、できればウールのように高い快適性が期待できる素材を選ぶのがおすすめです。

ワイシャツは夏長袖がおすすめ

クールビズシーズンのスーツスタイルには、通気性や吸水性が高い素材を使い、通常のワイシャツよりも薄い生地で仕立てた夏用の長袖シャツの着用がおすすめです。

湿度が高くジメジメとした日本の夏に合わせて作られているワイシャツは、盛夏用スーツに合わせることで快適性がアップします。

「そもそも長袖ではなく半袖シャツを着れば良いのではないか?」と思う方もいるでしょう。クールビズ期間中は、ジャケットと半袖シャツの組み合わせを許容している企業や団体もあります。

クールビズの目的からするとジャケットに半袖シャツを合わせるスーツスタイルは適切なものの、あくまでも例外的です。スーツスタイルでは、ジャケット着用時に腕を真っ直ぐ下げた状態で袖口からシャツの袖が少し見えるのが世界共通の基本的なルール。正しい形でスーツを着用するには長袖シャツが必須であり、ジャケットに半袖シャツを合わせるのはルール違反と見なされることも。

スーツやワイシャツ同様、ネクタイも通常より仕立てが薄い夏用を選ぶのがおすすめです。

シルクのニットタイ、リネン(麻)やコットンなどの素材のネクタイがラインアップされています。春夏素材100%のネクタイは清涼感があるものの、ややカジュアルな印象も与えます。

シルクにリネンを混紡したネクタイなら格式を維持しつつ季節感を取り入れられます。シーンに応じて使い分けましょう。

夏らしい水色やライトグレーなど薄い色を使用したストライプや小紋柄、ピンドットなどがおすすめです。

インナーや靴下も清涼素材で

ワイシャツの下に着用するインナーや靴下も、吸湿性と通気性が高い素材のアイテムを選ぶのがおすすめです。

スーツ、シャツ、インナーを通気性の良い素材で一式揃えると蒸れにくくなり、暑さが厳しいクールビズ期間を快適に過ごせます。冷感・清涼素材など高機能のアイテムを取り入れましょう。

クールビズ期間中の服装マナー3選

クールビズの基礎や服装コーデのポイントを押さえたところで、気を付けたい服装のマナーも覚えておきましょう。クールビズ期間中に服装マナーで失敗しないためには、次の3つがポイントです。

①TPOを意識する

クールビズで通常よりラフな格好が許容されるとはいえ、勤務中の服装である以上は企業のイメージやTPOに合っていなければいけません。

多くの企業がクールビズおよびスーパークールビズを推奨していますが、タンクトップやサンダルなどのラフすぎる格好を許容する企業は少数派です。

環境省は2024年から「オフィス服装改革」を推奨しているのは紹介したとおりですが、大切なことは状況に合った服装を選ぶことです。

オフィスカジュアルとビジネスカジュアルを適切に使い分けつつ、会議や商談などの重要な局面では相手の意向を尊重することが大切です。トレンドを意識したファッションはプライベートで楽しみ、クールビズファッションは節度あるコーディネートを心がけましょう。

②インナーにも気を配る

ワイシャツが肌着だと考えるヨーロッパなどではインナーを着用する習慣はありませんが、日本ではむしろインナー着用がマナーとされます。日本はヨーロッパなどと比べて湿度が高いため汗をかきやすく、ワイシャツに汗じみができたり臭いが出たりしやすい環境だからです。

特にクールビズ期間はジャケットを着用する機会が減り、ワイシャツのシミや汚れが目立ちやすくなります。汗じみがあると不衛生な印象を与える可能性があるため、インナー着用で余計なリスクを解消しましょう。

インナー着用がマナーなのは女性も同じです。トップスの胸元や脇から下着が見えたり、透けたりするのはマナー違反なので注意しましょう。

男性はノーネクタイでも首元から見えないVネックの半袖のインナー、女性はキャミソールやタンクトップのインナーを着用するのが無難です。男女ともに派手な色や柄があるものは避け、白やベージュなどの目立ちにくい色を選びましょう。

③清潔感のある服装を着用する

ビジネスシーンで清潔感を保つことは、あらゆる状況で重要なマナーです。

見た目がだらしなく見えないようスタイリッシュなファッションを心がけるのも大切ですが、同時に汗染みやニオイ対策やシワ対策も忘れてはいけません。

先ほど紹介したインナーもその一つです。吸水・速乾性が高く抗菌や防臭機能があるインナーは、汗じみやニオイ対策に効果的。パンツやスカートなどは自宅で洗濯できるアイテムを選ぶのも、清潔感を保つうえで効果的です。

周りに不快感を与えないようできる限りの対策をしましょう。

クールビズの時期に気になる!服装のよくある質問集

クールビズ期間中に悩みがちな、服装に関してよくある質問とそれに対する回答を紹介します。

Q:クールビズとカジュアルの境界線は?

クールビズとカジュアルの境界線は、ビジネスシーンで違和感があるかどうかがポイントです。ラフなオフィスカジュアルでは境界線がわかりにくく感じるかもしれませんが、難しく考える必要はありません。

自分が接客される側に立ったとき、その格好の相手に違和感や不信感を抱くようならビジネスシーンにふさわしくない格好と判断できるでしょう。

クールビズの目的は、暑い夏を少しでも快適に過ごせる軽装を取り入れることで冷房使用量を削減し、脱酸素を進めることです。

この記事で紹介したポイントを踏まえて、ビジネスシーンにふさわしいアイテムを選びましょう。

Q:シャツとポロシャツどちらがいいの?

シャツとポロシャツに明確な優劣はありませんが、カジュアルな印象が強いポロシャツはシーンを選びます。

オフィスカジュアルなら、シャツでもポロシャツでも問題ないでしょう。ただし、重要な商談の場にポロシャツを着ていくと、カジュアル過ぎて心象を悪くする可能性があるため注意が必要です。

相手先の社風にもよりますが、フォーマルな場面では長袖のシャツを選んだほうが賢明でしょう。TPOに合わせた使い分けが大切です。

Q:ジャケットやネクタイは本当に必要ないの?

ノーネクタイ、ノージャケットスタイルは、クールビズの最もオーソドックスなスタイルです。クールビズを実施している企業であれば、ほぼ間違いなく許容されるでしょう。

2018年に埼玉県熊谷市で、2020年には静岡県浜松市で気温41.1℃を記録し、日本の観測史上最高気温を更新しました。毎年数万人が熱中症で救急搬送され、熱中症警戒アラートに1段上の階層が追加された昨今、できる限りの軽装は生命を守る取り組みです。

会議や商談などで必要になった場合に備えてロッカーなどにジャケットとネクタイは用意しつつ、普段はノーネクタイ、ノージャケットスタイルでクールビズを実施しましょう。

着用するのはシワになりにくく清涼感を感じやすい機能性素材のジャケットがおすすめです。出先で急に必要になった場合に備えて、ネクタイは常にカバンに入れておくと良いでしょう。

Q:スーパークールビズってなに?

スーパークールビズは、2011年の東日本大震災で起きた電力不足への対策としてはじまった取り組みです。従来のクールビズの内容を強化して、特に気温が上昇する6月以降の冷房使用量を低減するために2012年にはじまりました。

クールビズよりも軽装の許容範囲が広がり、より快適な服装の選択肢が増えることが主な違いです。スーパークールビズではアロハシャツやスニーカーも許容されるケースがあります。

なかにはハーフパンツやサンダルも許容する企業、団体もあり、一番暑いシーズンを少しでも快適に過ごすためにさまざまな取り組みが実施されています。

Q:就職活動ではクールビズはどうなるの?

リクルートスーツのイメージが強い就職活動も、クールビズ期間はノーネクタイ、ノージャケットスタイルが基本です。十分にクールビズが浸透した昨今、多くの企業はクールビズスタイルでの訪問で問題ありません。

周りがクールビズを実施するなか、就活生だけがリクルートスーツで汗だくになっている様子は少々異様でしょう。「選考にはクールビズでお越しください」と伝えてくれる企業も多くあります。

具体的な格好を紹介するので参考にしてください。

就活生の基本的なクールビズスタイルは、リクルートスーツからネクタイとジャケットを除いた状態です。機能性が高く涼しい夏用の素材のものを選ぶと良いでしょう。半袖シャツでも問題ありませんが、場合によってはカジュアルすぎる印象を持たれる可能性があるため避けたほうが無難です。

休憩を挟んで涼めるよう時間に余裕をもって移動したり、移動中はシワにならないようにジャケットを脱いだりする気配りも大切です。

企業によってクールビズの考え方はさまざまなので、目的の企業の社風はよく研究しておきましょう。

Q:お客様や取引先訪問時はどうする?

お客様や取引先訪問時のクールビズは、先方によって対応が変わります。

クールビズに否定的な場合はネクタイ&ジャケット着用での訪問が無難です。はじめて会う相手でクールビズの考え方が不明な場合や信頼関係がまだ築けていない場合もクールビズスタイルを避けたほうが賢明でしょう。

ただし、「クールビズに理解がない会社なのか?」「暑苦しい」などとネガティブな心象を与えないよう、相手によって上手な切り替えが大切です。

折を見て、クールビズ(ノーネクタイ、ノージャケット)で訪問しても良いか確認するのも良いでしょう。

ノーネクタイは何月までOK?

クールビズでは許容されることが多いノーネクタイは、9月末や10月末のクールビズ終了とともにNGになるのが一般的です。会社のクールビズ実施期間を確認し、顧客や同僚に失礼な印象を与えることのないよう注意しましょう。ただし、近年では通年のノーネクタイを問題ないとする企業も増えてきています。

Q. クールビズは廃止された?

2021年以降、環境省による一律のクールビズ期間設定は廃止されました。しかし、クールビズ自体が廃止されたわけではありません。

Q. 就活でクールビズ指定の場合どうする?

就活でクールビズを指定された場合の服装は、ノーネクタイ・ノージャケットのスタイルが一般的です。シャツは半袖でも長袖でも構いませんが、中には無地のインナーを着るようにしましょう。パンツやシューズ、ベルトなどは通常のアイテムで問題ありません。

まとめ:2026年のクールビズは快適で賢く!

クールビズ期間と、クールビズに関する基本マナーを押さえておけば、今年も予想される酷暑をスマートに乗り切れるでしょう。

夏にもスーツを着用する機会がある方は、デザイン性と機能性に優れた、快適な夏用スーツを仕立てるのがおすすめです。オーダースーツSADAであれば、暑い夏にも皆さんが仕事に集中できるような、快適な一着を仕立てることができます。

夏用スーツの購入に迷ったら、まずはお気軽に全国のSADA店舗で実施している無料相談をご利用ください。自分に合ったスーツを手に入れて、快適な夏スタイルを見つけてくださいね。

クールビズを快適に過ごすには、服装だけでなくオフィス環境の工夫も大切です。

詳しくは、「オフィスで手軽にできる節電対策11選!場所別に効果的な節電法を紹介|東京事務所探しプラス」をご覧ください。

2026年のクールビズは、環境省が示す5月1日〜9月30日を目安にしつつ、地域や職場環境に応じて柔軟に実施する流れとなっています。

近年は猛暑日が増加しており、単なる「軽装化」ではなく、熱中症対策や省エネ、脱炭素社会の実現を目的とした取り組みとして注目されています。ノーネクタイ・ノージャケットが基本スタイルですが、TPOを意識した清潔感のある着こなしが重要です。

メンズはボタンダウンシャツやポロシャツ、レディースはブラウスやカットソーなど、通気性や吸湿性に優れたアイテムを選ぶことで快適性が高まります。

また、室温管理や省エネ家電の導入、緑のカーテンなど、オフィス環境の工夫もクールビズの一環として推奨されています。

特に夏場でもスーツ着用が必要な場面では、盛夏用ウール素材や機能性素材を使用した夏用スーツを選ぶことで、見た目のきちんと感と快適性を両立できます。

暑い季節を快適かつスマートに乗り切るためには、自分に合った一着を選ぶことが大切です。快適さと上質な着心地を求めるなら、体型に合わせて仕立てられるオーダースーツSADAがおすすめです。

編集 湯浦孝恵