ホリゾンタルカラーとは?おすすめのシャツとネクタイの上手な合わせ方を紹介!-オーダースーツSADAのアイキャッチ画像
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ホリゾンタルカラーとは?おすすめのシャツとネクタイの上手な合わせ方を紹介!-オーダースーツSADA

スーツに合わせるシャツを探していると「ホリゾンタルカラー」という言葉をよく見聞きしませんか?名前は聞いたことがあっても、「具体的にどんなシャツなの?」と疑問に思っている方も少なくないでしょう。ホリゾンタルカラーは現代的なデザインかつ上品さを演出できるシャツで、ビジネスシーンやフォーマルシーンでも活用できます。ネクタイがなくてもおしゃれに決まるので、クールビズやスッキリとした着こなしがお好みの方はぜひ取り入れてみてください。この記事では、ホリゾンタルカラーの魅力や他のシャツとの違い、ネクタイのコーディネート例などを解説していきます。

ホリゾンタルカラーとは?特徴と魅力を解説

ホリゾンタルカラーとは?特徴と魅力を解説

「ファッションの流行は繰り返す」といわれていることからも分かるように、ファッションは過去にさまざまな流行を経てきました。ファッションの一環として捉えられているスーツスタイルもそれは同様で、スーツの色や柄、デザインだけでなく、ワイシャツにも多くの形が存在しています。

中でもホリゾンタルカラーはビジネスやフォーマルな場だけでなく、カジュアルシーンにも使える万能なシャツです。ネクタイあり・なしどちらのスタイルもおしゃれに見えるため、クールビズの装いとしても多く選ばれています。

ホリゾンタルカラーの基本|一般的なワイシャツとの違い

ホリゾンタルカラーの基本|一般的なワイシャツとの違い


「ホリゾンタル(horizontal)」は英語で「水平」を意味し、ホリゾンタルカラーは、襟羽開きがほぼ水平に開いているデザインのシャツのことです。襟の羽開きが180度前後開いているため、太めのネクタイがよく合います。

また、ネクタイなしでも襟の形がきれいに決まることから、カジュアルな着こなしができることもポイントです。

ホリゾンタルカラーと似ているシャツに「カッタウェイ」があります。通常、襟の開きが180度のものをホリゾンタルと呼ぶのに対し、襟が190度以上開いているものをカッタウェイと呼びます。両者は若干の違いはあるものの、基本的には似た印象を与える役割のシャツと考えていいでしょう。

カッタウェイシャツとは?おしゃれに着こなすコーデ例やシーン例の着こなし方を紹介-オーダースーツSADAのアイキャッチ画像
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カッタウェイは180度以上襟が開いているシャツで、ノーネクタイでもスマートな印象を与えてくれます。クールビズなどのビジネスシーンやフォーマルシーンでも活躍してくれるアイテムなので、正しい着こなし方を押さえておくのがおすすめです。この記事では、カッタウェイの特徴やおすすめのネクタイ、着用シーン、すっきりと着こなすポイントなどを解説しています。

カラーの種類

カラーの種類

代表的なシャツのカラーの種類を紹介します。

レギュラーカラー

定番の襟の形はレギュラーカラーと呼ばれていて、年齢を問わずさまざまなシーンで身に着けられます。ジャケットやネクタイのデザインも問わないので汎用性が高く、クローゼットにあると何かと便利な1枚です。メーカーや時代によって多少サイズには変化がありますが、基本的には「襟羽(襟前側の付け根から先端まで)」の長さが65〜75mm、「襟羽開き(襟前側の開きの角度)」が75〜90度、「台襟幅(襟を立たせる帯状のパーツの幅)」が30〜38mm程度のシャツです。 

ワイドカラー

ワイドカラーは襟羽開きが大きい襟で、一般的には100〜140度前後の開きとなっています。レギュラーカラーよりもやや長めの襟羽と台襟幅も特徴で、イギリスのウィンザー公爵が愛用していたことから「ウィンザーカラー」と呼ばれることもあります。 

ナローショートカラー

ナローショートカラーはホリゾンタルカラーとは対照的に、襟羽開きが60度以下ととても狭いことが特徴です。襟羽の長さも短いため、スーツスタイルのVゾーンが全体的にコンパクトな印象となり、すっきりと着こなせます。

ボタンダウンカラー

襟の先端をボタンで留められるようになっているワイシャツで、襟の大きさはレギュラーカラーと同じくらいから、襟羽がやや短めのショートボタンダウンまであります。もともとはイギリスの競技、ポロの選手が身に着けていたものがモデルです。そのため、ほかのワイシャツと比べるとスポーティでカジュアルな印象があり、オフィスカジュアルやクールビズなどでも定番人気となっています。 

このほかにも個性的なドゥエボットーニカラーなど、ワイシャツの襟にはたくさんの種類があります。多彩なデザインがあることから、その影響を受け、ネクタイの柄・色・結び方にも流行が生まれているのです。

ホリゾンタルカラーが人気の理由

最近注目を浴びているホリゾンタルカラーシャツ(カッタウェイ)ですが、なぜ流行っているのか知りたい方が多いのではないでしょうか。

ホリゾンタルカラーシャツは、綺麗なアーチを描いてくれる襟なので、ネクタイで調整して他とは違うアレンジにチャレンジできます。

また、ノーネクタイでも清潔感がありスタイリッシュな印象を与えることができるため、ここ数年で当たり前になったクールビズに適したワイシャツになったのも人気に拍車をかけました。おしゃれアイテムとして、スーツスタイルを楽しむことができることが最も流行した理由だと考えられます。

ホリゾンタルカラーに合うネクタイの選び方

ホリゾンタルカラーに合うネクタイの選び方

次にどんなネクタイがホリゾンタルカラーのシャツに合うのか紹介します。襟元が目立ちやすいホリゾンタルカラーは、ネクタイの柄や素材、カラーによって、全体の印象が大きく変化します。色は落ち着いたトーンであるグレーやネイビーなどをチョイスして、素材や柄で個性を出すと合わせやすいでしょう。

その他、ホリゾンタルカラーと相性の良いネクタイについて詳しく解説します。

相性が良いネクタイの形・幅・素材

ホリゾンタルカラーは襟の開きが大きいことから、太めで結び目の大きいネクタイと相性ぴったりです。

素材はコットンやポリエステルなど、定番のネクタイだと羽織るスーツを選ばず、初心者でも取り入れやすいでしょう。反対に、生地が薄すぎたりカジュアルすぎたりする素材は、ホリゾンタルカラーの上品さや魅力を損ないかねないため注意が必要です。

ネクタイの結び方のおすすめは?

ホリゾンタルカラーの一番の特徴は襟の開きで、襟に注目がいくため、ネクタイの結び目も目立つので、バランスが重要です。

結び方のポイントさえ押さえれば、スタイリッシュにホリゾンタルカラーのスーツを着こなせるので、チャレンジしてみましょう。

結び目が見えないことによって、清潔感のあるスッキリとした印象を演出することができます。オススメのネクタイの結び方は、大きな結び目で正三角形に仕上がる「ウィンザーノット」です。もしくは、ベーシックなネクタイの結び方の「セミウィンザーノット」も見た目が良く、バランスがとれている結び方なので取り入れやすいです。

ウィンザーノット

シングルノットやダブルノットと比べて結び目が大きいため、襟の大きいワイシャツとのバランスに優れた結び方です。長すぎるネクタイにもおすすめします。きれいに仕上げるためには、左右を均等に締め、結び目の形を整えていくことがポイントです。 

セミウィンザーノット

正三角形に近いきれいな結び目と、程良い大きさが特徴です。ワイシャツの襟の形を問わずに合わせやすく、厚手のネクタイにも適しています。 

ネクタイなしはあり?シャツ一枚で着るときのポイント

ホリゾンタルカラーはノーネクタイで着用できるシャツの一つです。カチッとしたフォーマルシーンではNGですが、ジャケパンスタイルなどのややカジュアルな装いや、クールビズなどの場面では、ネクタイなしでもおしゃれに着こなせるでしょう。

ホリゾンタルカラーをノーネクタイで着用するときは、第一ボタンのみを開けるのが基本です。襟元からインナーが見えないよう、VネックやUネックなどのインナーを選びましょう。 

ホリゾンタルカラー×スーツのおすすめコーディネート

ホリゾンタルカラー×スーツのおすすめコーディネート

昨今のスーツスタイルにおいて、ホリゾンタルカラーのシャツを取り入れた着こなしが人気を集めています。トレンドのホリゾンタルカラーを着こなせれば、飽きがちなスーツスタイルを楽しむことができるでしょう。

ここでは、ホリゾンタルカラーに合うスーツスタイルを紹介します。ビジネスシーンや結婚式などのフォーマルシーンの項目ではネクタイのコーディネートについても詳しく解説するので、状況に合わせて参考にしてください。

王道!ネイビースーツとの相性

スーツの定番色でどのシーンにも応用できるネイビースーツであれば、ホリゾンタルカラーのシャツも挑戦しやすいでしょう。初心者やフォーマルシーンでは白の無地、カジュアルなシーンではチェックやストライプなどの柄が入ったものでフォーカルポイントを作ると、全体に締まった印象になります。

ネクタイをするなら、ビジネスであれば同系色や類似色で小紋柄やドットなどが入ったもの、もしくは無地などがいいでしょう。幅広で結び目が大きいものを基本に、シーンに合った色や柄を選ぶことが大切です。

こなれ感が出るグレースーツとの合わせ方

上質感やこなれ感を重視したいなら、グレーのスーツと合わせるのがおすすめです。グレースーツはネイビーと同様に定番色のため、一着持っていればさまざまなシーンで活用できるでしょう。

グレーのスーツにホリゾンタルカラーを合わせる際は、濃淡を意識することがポイントです。スーツよりもワントーン薄いグレーや、反対に濃いブラックのシャツを合わせることで、全体がぼやけずに引き締まった見た目を実現できます。

グレーのスーツは合わせるネクタイの幅が広いです。例えば、ネイビーや赤などの無地、同系色でまとめるならストライプ柄などの模様が入っているとアクセントになるのでおすすめです。後述する、ネクタイのトレンドも参考にしながら合わせてみてください。

カジュアルジャケットやセットアップスタイルにも◎

ノーネクタイでもおしゃれに決まりやすいホリゾンタルカラーシャツは、カジュアルなシーンに持ってこいのシャツでもあります。セットアップやジャケパンスタイルはもちろん、季節感のある素材やニット素材など、素材を引き立たせておしゃれに見せてくれる効果も期待できるでしょう。

また、ビジネスシーンではあるものの、レギュラーカラーでは堅いと感じるシーンでは、ホリゾンタルカラーシャツを合わせることでカジュアルさをプラスできます。

ビジネスシーンの着こなし

ホリゾンタルカラーのスーツスタイルを仕事で着る場合には、ネクタイの柄は派手すぎないものを選ぶといいでしょう。柄は無地やストライプが細かく柄も濃すぎないプリントのネクタイを選ぶと持っているスーツに合わせやすいです。ネクタイのトーンは、落ち着いている濃いグレーやネイビーだと職場でもおすすめです。

オフィスカジュアルが許容されている職場では、ブラウンや薄いグレー、水色などを取り入れてみると一気に爽やかさが増して、清潔感のある見た目に変わります。薄い系統のネクタイを選んだ場合には、濃いスーツを選ぶとメリハリあるスーツスタイルに仕上げられます。ワイシャツで個性を出しているため、ネクタイの結び方はベーシックな「セミウィンザーノット」がいいでしょう。

クールビズの場合には、ホリゾンタルカラーのシャツだけで個性が出せます。

結婚式やパーティーの着こなし

ホリゾンタルカラーのスーツスタイルを結婚式やパーティーなどでカジュアルに着こなす場合には、どんな仕上がりにしたいのか明確にしたうえでネクタイを選ぶと良いです。派手な印象でネクタイも遊び心を出したい場合には、ネクタイのカラーをピンクやシャンパンカラー、ワインレッドなどを選ぶといいでしょう。

柄も個性を出せるポイントの一つです。ビジネスではあまり合わせにくい小紋柄やペイズリー柄、チェック柄など、”今まで気になっていたけど、手が出しづらかった”ネクタイを手に取って、チャレンジしてみてはどうでしょうか。

素材は定番のシルクではなく、ちょっと変わったニットやコットン素材を合わせると柄が派手でもマイルドで優しくまとめられます。カジュアルな場面でも、シンプルで落ち着いた印象に抑えたい方には、カラーはビジネスよりの物を選び、柄はドット柄や無地を選ぶといいでしょう。素材だけニットやコットンなどをチョイスするとワンポイントになって、さりげないオシャレを楽しむことができるので、参考にしてみてください。

ネクタイの結び方は、大きな結び目で正三角形に仕上げる「ウィンザーノット」、もしくは「スモールノット」にすると、ネクタイに個性があってもスッキリした印象に仕上げられます。

シャツ選びのポイント|サイズ感・素材・カラーの選び方

シャツ選びのポイント|サイズ感・素材・カラーの選び方

ホリゾンタルカラーシャツをおしゃれに着こなすために重要なポイントを3つにまとめました。スーツ初心者でシャツの選び方に不安のある方は、ぜひチェックしてください。

サイズ感|首元がフィットするのが鉄則

ホリゾンタルカラーシャツは、首元のフィット感が重要です。特にノーネクタイで着用する場合、首元が緩すぎるとだらしなく見えてしまう可能性があるため注意しましょう。ただし、ホリゾンタルカラーは首が短く見えやすい傾向があるため、気になる場合は襟の開きが180度以上のものを選ぶとバランスよく見えておすすめです。

素材|オックスフォード、ブロード、無地などおすすめの生地

ホリゾンタルカラーシャツは素材によっても与える印象が異なります。例えば、ビジネスシーンやフォーマルシーンでは光沢感のあるブロード生地を選ぶとドレッシーで上品な着こなしとなります。

カジュアルシーンであれば、若干凹凸のあるオックスフォード生地がおすすめです。夏場はややカジュアルな着こなしでも問題なければ、快適性を重視してリネン素材を選ぶのもいいでしょう。

カラー|白・サックスブルー・ストライプが定番で使いやすい

ホリゾンタルカラーのシャツはビジネスシーンであれば、清潔感や爽やかさを演出できる白やサックスブルーが定番です。スーツとの組み合わせによってシンプルすぎる見た目になってしまう場合は、控えめなストライプ柄が入ったものを選んでもいいでしょう。

カジュアルなシーンでは、派手な色やチェックなどの柄を選んでも問題ありませんが、ホリゾンタルカラーの持ち味である上品な雰囲気を壊さないよう全体のコーディネートに注意が必要です。

ホリゾンタルカラーはこんな人におすすめ!

ホリゾンタルカラーはこんな人におすすめ!

「ホリゾンタルカラーの魅力は分かったけれど、わざわざ選ぶ必要があるの?」と思っている方に向けて、ホリゾンタルカラーがおすすめな人の特徴を紹介します。

まずホリゾンタルカラーのシャツは、それだけでおしゃれな雰囲気を作りやすいため、スーツ初心者でも垢抜けた雰囲気にしたい方におすすめです。また、着用シーンによってネクタイあり・なしを選択できるため、どのようなシーンにも着回しが効くこともメリットでしょう。

ホリゾンタルカラーは首周りや顔の輪郭をすっきり見せられるため、体格の良い方や、首が短めの方にも向いています。これまでワイドカラーを好んで着用していた方も、次の選択肢として検討してみてください。

ネクタイの流行もチェック

ネクタイの流行もチェック

ネクタイにも流行があり、トレンドを意識して選ぶことでより洗練された着こなしを実現することができます。若い世代・年配世代の世代に流行っているネクタイや、トレンド的にNGなネクタイの選び方を解説します。

若い世代で流行りのネクタイは?

スリムなシルエットのスーツが主流の若い世代では、ネクタイも細身のタイプが人気です。中でも高い人気を誇っているのが「ナロータイ」で、一見すると一般的な「レギュラータイ」にも似ています。先端が三角形になっているネクタイはダービータイと呼ばれ、これはナロータイとレギュラータイのどちらにも共通している点です。しかし、この2つのネクタイで大きく異なるのは、「大剣」というネクタイを結んだときに前側に来る一番太い部分の幅です。 

レギュラータイの大剣幅が7~9cmなのに対し、ナロータイの大剣幅は4~6cmと数cm細身に作られています。

ナロータイはすっきりとシャープな見た目なので、都会的でおしゃれな印象を与えることができます。レギュラータイに比べてややカジュアルな印象があるため、ビジネスシーンには不向きとの意見もありますが、若い世代を中心にビジネスシーンでも取り入れる人が増えているようです。なお、大剣幅がレギュラータイよりも太い「ワイドタイ」というタイプもありますが、こちらは世代を問わず流行ではないため、あまり見かけることがないかもしれません。 

結び方は「ダブルノット」が若い世代で人気です。ダブルノットは結び目にボリュームを持たせたいときにおすすめの結び方で、大検を二重巻きにすることがポイントです。二重巻きにするといってもさりげなくボリュームが出る程度なので、ディテールにこだわりたい人にはぴったりの結び方です。

年配世代に流行りのネクタイは?

年配世代では、洋服やスーツ、小物などファッション全般にわたってトラッドなものが好まれる傾向にあり、それはネクタイも同様です。年配世代のビジネスシーンでは、レギュラーカラーのワイシャツにレギュラータイをコーディネートしたスタイルが一般的で、ネクタイの結び方は「セミウィンザーノット」が流行しています。

セミウィンザーノットは左右対称で程よい大きさの三角形に結べることが特徴で、ハーフウインザーノットとも呼ばれています。「セミ」「ハーフ」の言葉にも表れているように、ウィンザーノットという結び方で2回掛けるところを、半分の1回に減らしていることがこの名の由来となりました。ウィンザーノットはしっかりとした結び目が人気ですが、少し横に広がった形に仕上がるため、ワイドカラーやホリゾンタルカラーなど襟羽開きが大きいワイシャツに適しているという側面もあります。

その点、セミウィンザーノットはウィンザーノットよりもやや小さめな仕上がりになるため、レギュラーカラーのワイシャツに合わせたいときや、ウィンザーノットでは結び目の大きさが気になるときに取り入れると良さそうです。美しい形で上品な仕上がりになるため、年配世代のビジネスファッションにぴったりの結び方です。

ヴィンテージタイも流行

家具やファッションなど幅広い分野で古き良きものが見直される中、ネクタイの世界でもヴィンテージ調のデザインも注目されています。

ヴィンテージ調のネクタイでおすすめの柄は、大きめのペイズリー柄や幾何学模様です。ペイズリー柄とは曲線や草花などのモチーフが繰り返される柄で、バンダナや衣類などにもよく用いられています。見る人に安心感を与える柄ともいわれ、ビジネスシーンで温かみのある印象を与えたいときにも最適です。また、幾何学模様は多角形や円などが連続して並ぶ柄で、モチーフの組み合わせによって印象ががらりと変わります。難易度の高い柄にも見えますが、スーツやワイシャツとの色柄合わせに気を配ることでスタイリッシュに決まります。また、ペイズリー柄と幾何学模様、どちらもカラーはネイビーやエンジ、ブラウン系などのシックな色味を選ぶと、より取り入れやすくなるはずです。 

なお、注意したいのは、あくまでも「ヴィンテージ調」のデザインであるということです。本物のヴィンテージはクラシック回帰というよりも古臭くなってしまう可能性があるため、避けた方が無難でしょう。

ネクタイの幅にも流行がある

ネクタイは色柄だけでなく幅にも流行があります。1970年代に主流だった10cmが1980年代には9cm前後となり、さらに2000年代には7.5~9cm、2010年代には6.5~7.5cmと徐々に細くなったことが特徴です。スーツスタイルを格好良く着こなすためには全体のバランスがとても重要なので、ジャケットの襟幅が細くなるのに比例して、ネクタイも細いものが人気となってきたのでしょう。 

ネクタイの幅はほんの1cmの違いでも、シルエットや印象は大きく変わります。小さな面積のネクタイですが、流行に乗ったスーツスタイルを完成させるためには、とても重要な役割を担っているのです。

流行に乗るならNGなネクタイの結び方

スーツスタイルを流行に乗って楽しみたいときには、避けた方がいいネクタイの結び方もあります。特にポイントとなるのは、だらしない印象にならないように気を付けることです。

まず1つ目のやってはいけないことは、「ワイシャツの第一ボタンを留めない」ということです。ネクタイを締めていれば第一ボタンは見えないのではと考えがちですが、首元が緩んでいるとおしゃれ感に欠けてしまいます。特にビジネスシーンでは、きれいめにすることがおしゃれに格好良く着こなすための大切なポイントです。

また同様の理由から、「上までネクタイがきちんと締まっていない」「ノットがきちんと締まっていない」といったこともやってはいけないことといえるでしょう。クラシック回帰が流行していることからも、崩して着こなすより、きちんと着こなすことが主流といえそうです。

オーダースーツSADAで自分に合ったホリゾンタルカラーシャツを作ろう!

オーダースーツSADAで自分に合ったホリゾンタルカラーシャツを作ろう!

ネクタイなしで着用もできるホリゾンタルカラーシャツは首元のフィット感が肝心なため、できればご自身にぴったりのサイズをオーダーで作ってもらうのがおすすめです。身体に合ったサイズのシャツを着ることは、着心地が良いだけでなく信頼感や好印象を相手に与えることができます。

オーダースーツSADAでは、サイズやフォルムを調整できることはもちろん、襟型からボタン、ポケット、ステッチまでさまざまな項目を選択してお好みのシャツを作ることが可能です。サイズもデザインも自分に合った、理想のホリゾンタルシャツを作りませんか?

フルオーダーシャツの注文は、オーダースーツSADA各店舗で受け付けています。スタッフが丁寧にフィッティングやアドバイスを行っていますので、ぜひお近くの店舗まで一度ご相談ください。

フルオーダー ワイシャツ
https://www.ordersuit.info/service/shirt/

まとめ:ホリゾンタルカラーでスーツスタイルをもっと楽しもう

まとめ:ホリゾンタルカラーでスーツスタイルをもっと楽しもう

ホリゾンタルカラーのシャツは、おしゃれさを重視したい方や首を長く見せたい方、ネクタイのオンオフを使い分けたい方などに向いています。ネクタイあり・なしで、シーンに合わせて印象の異なる着こなしができることも嬉しいポイントです。ぜひオーダーで自分に合った1枚を手に入れてください。

オーダースーツSADAでは、ワイシャツのオーダーはもちろん、スーツを新調したい方のご相談も承っています。ベーシックシャツに飽きた方、新しいスタイルに挑戦したい方、今あるスーツが古くなった方は、ぜひオーダースーツSADAにお気軽にお立ち寄りください。

ホリゾンタルカラーのスーツスタイルはネクタイで個性を出すことにハードルを高く感じている方でも挑戦しやすいです。羽織るスーツではなかなか個性を出しにくいため、ワイシャツやネクタイで難しい色柄を選ぶと気分転換になってオススメです。ネクタイなら気軽に取り入れられますし、いつものジャケットやワイシャツもネクタイひとつで印象ががらりと変わるので、周りからも違いに気付かれるかもしれません。流行りのスーツスタイルとネクタイを上手に取り入れて、より格好良くオシャレにスーツを着こなしてみてはいかがでしょうか。

(構成/志田実恵)